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玉森side
玉森「もう警察に話も終わりましたし、帰りましょうか」
藤ヶ谷「あ、うん」
玉森「協力してくれて助かりました、本当にありがとうございます」
藤ヶ谷「特に被害が出なかったからよかったよ」
玉森「藤ヶ谷さんいなかったらどうなってたことか」
藤ヶ谷「勘違いしないでね、玉森くん」
玉森「え?」
藤ヶ谷「俺は君のために協力したわけじゃない」
玉森「…………」
藤ヶ谷「Aちゃんのためだし、北山のためだから」
なるほど、、、
玉森「俺に味方はいないってわけですか」
藤ヶ谷「少なくとも高校のメンバーはAちゃんの味方だと思うよ」
玉森「それは困ったなぁ」
藤ヶ谷「俺も君には助けられてるし、恩はあるけど、ごめんね、俺はAちゃんの相手は北山じゃないと納得できないから」
こんなにも優しい、素敵な人ですら恋が実らなかったのか、、、
それだけ北山には魅力があるってことなのか、、
俺にはあの人の良さはいまいちわからないけど……
玉森「俺は俺で頑張るしかないみたいですね」
藤ヶ谷「そうして。あと、高瀬さんを呼んだのも玉森くんだけにいいところを与えちゃうと好感度あがっちゃうでしょ?だからだよ」
やり手だな、、
玉森「藤ヶ谷さんって意外と性格悪かったりしますか」
藤ヶ谷「これくらいじゃないと、経営者なんてやってけないよ?」
藤ヶ谷さんはそう笑って歩いて行ってしまった
これからどうしようかなぁ、、、
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作者名:ころん | 作成日時:2021年3月31日 7時