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先輩とは別れて一人で電車に乗って帰っている時





っ、、、






誰かにすごい見られている感じがした






電車を降りてからも、ずっと



ずっと見られている感じがする






完全に後をつけられてる







ひなの時にもう解決したと思ってたけど
違うの、、?





出来るだけ家に近づけないように遠回りをして帰っていた






だけど突然彼は走り出して私に向かってきた





ガシッ



でもその男は横から出てきた玉森くんに抑えられた



A「え、、、玉森くん、、なんで、」


私は思った以上に怯えていたのか
声もしっかり出なければ動くこともできなかった



玉森「暴れんな、お前もう終わりだから」


「っ、、んっ、、」


藤ヶ谷「大丈夫?もうあいつ捕まえたし安心だから」


藤ヶ谷先輩まで、、、


どうして、、



玉森「やっぱり、お前あの時の……」


A「あの時、、?」


そう言われていつかのパーティを思い出した


私と玉森くんに色々言われた男の人だ



「なんで、、、玉森と高瀬に繋がりがあるんだ、、」


玉森「親同士に関わりはないよ、俺たちはただ同級生なだけ。細かいことは、消える君には関係ない」



いつもに増して冷酷な玉森くんを見て、初めて少し怖いと思った



「、、っ、くそが………」


藤ヶ谷「ひとまず一件落着かな」




玉森「あっ!、、、藤ヶ谷さん後ろ!」



え、、?



振り返るともう一人の男が、藤ヶ谷先輩目掛けて刃物を持って走ってきていた




A「先輩っ!!!」



藤ヶ谷先輩は驚いて後ろを見ていたけど


その一瞬は全てスローモーションに見えた





だけど、何かが起きてその刃物は下に落ちた







父「君も手を汚すのは嫌だろう、やめなさい」



A「お父さん!?」


父「大丈夫だったかい?藤ヶ谷くん」


藤ヶ谷「はい、すみません、、」


父「いや、連絡をくれていて助かったよ」


藤ヶ谷「ちょっとヒヤヒヤしましたけどっ笑」


父「玉森くんも、すまないね、申し訳ないことを」



玉森「いえ、僕が撒いた種でもあったので」




何がどうなっているのかよくわからなかった




父「私はまだ用事があるから、これで失礼するよ。柴田、後は頼んだよ」


柴田「はい、かしこまりました」


柴田というのは父の付き人だ
小さい頃から私達の面倒も見てくれていた人

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作者名:ころん | 作成日時:2021年3月31日 7時

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