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数週間経ったある日
大学から家に帰ると父に呼ばれた
A「なんですか？しばらくは特に外に出るような用事はなかったと思うんですけど」
父「招待されたんだ、断るわけにもいかないからね」
A「金城、、、、」
父「それに玉森くんから話ももらった、お互い学生だしやるべきこともたくさんあるだから一回取り下げたと言っていたけど」
A「だから無くなったはずですよね、その話は」
父「改めて話があったんだ、婚約だけなら問題ないんじゃないかと、条件も変わらずでいいと言ってくれてるんでね」
A「何でそんな勝手なこと！」
父「損がないから」
玉森くんも、、、どうして
A「…………っ」
どうしよう……
私は玉森くんに電話をかけた
A「なんで、玉森くん」
玉森「こっちも本気だからだよ、だから条件も変えなかった。それに今すぐってわけじゃないから、真剣に考えて、継ぐものとして己の感情だけで全てを決められないことはわかってるでしょ」
A「そうだけど…」
玉森「捻くれてるのはわかってるよ、でもそれなりの判断ができる女性だって、俺は思ってるから」
どうしたらいいんだろう、、、
もう私にはどうすることもできない
柴田「………大丈夫、、ですか？」
A「大丈夫にみえる？」
柴田「力になれず申し訳ないです」
A「柴田さんは力になってくれたよ、私と先輩の時間を守ってくれたんだから」
柴田「…………奥様なら、やりたいようにしなさいとおっしゃると思いますよ、僕は」
A「やりたいように、、か」
柴田「…………」
A「それって、お母さんひなにもいったのかな」
柴田「おそらくは」
A「そっか」
ひなは、、やりたいようにやってる
もんね………
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作者名：ころん | 作成日時：2021年3月31日 7時
