RAIN (ページ15)

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Aside

t「Aの体調確認はひとまずできたしー」

A「本当にそのためだけに来たの？」

t「え、うん」

A「本当に大丈夫だって笑」

t「あ、そうだそうだ忘れてた」

A「ん？」

t「さっき電話で言ったろー、日曜のこと、仕事休みとってあるでしょ？」

A「そうなんだけど…」

t「まさか用事あるとか言わないよね？」

A「………ごめん、ある」

t「まじかー、それ断れないのー？毎年の恒例行事だよ！？」

A「…………うん、私もそっち行きたいっていうか、その、なかなか会えないというか」

t「………んー、じゃあその用事遅くならないようだったらうち来てゆきとまってるからー」

A「わかった、ごめんね」

t「ゆき超楽しみにしてたから、やっぱ遅くてもいいから来て笑」

A「うん、ごめん」

t「はいはーい」

A「それより仕事の時間大丈夫なの？今合間できてるでしょ？」

t「せいかーい、俺のスケジュール把握済みですか？
もうマネ並みだね」

A「そんなこと言ってないではやく行け！」

無理やり廊下は押し出し私の部屋の前まできた

t「まぁ？おれはオフの人とちがって、今ちょーーー
大忙しですから？」

私の方を振り返って少し声を大きくしてそう言った裕太

A「え？」

私の部屋のドアに手をかけて

北山さんのいる部屋を開けてしまった…