【文スト】いやー、人が信じれなくなりました【刀剣乱舞】

椿が26輪 ページ31

乱歩side


今は黄昏時を少し過ぎた頃


Aが朝の10時頃に逃げ出してだいたい8時間


未だに見つからないらしい


Aに限って行方不明とかはあり得ないのにね


太「あーあ、見つからないねぇ……見つけたら死なない程度に甚振ってあげるのに…」


光のない目で太宰は云う


太宰、その目はマフィア幹部の時の目か？


どうしてだろうか


いつもは頭の切れる太宰はAが裏切られたのに気付いていない


ましてや、あの時敦はいきなり異能力を使おうとした
いつもの敦ならあり得ない


何故？


まぁ、いい


今日は色々ありすぎた


A、死なないでくれよ


まァ、Aが死ぬことはないと思うが


国「…？なんだ？これ？」


太「どうしたんだい？くにきだくーん？」


姫乃と話していた太宰が国木田に近づく


国「パソコンの画面に椿と三日月のマークが出てな…」


太「一寸、貸してみてくれ私なら出来るかもしれない」


太宰がパソコンを元に戻そうとする


しかし


太「……ダメだ私じゃあ出来ない」


国「おい！味礼！お前ハッキングできるんだよな！一寸やってみてくれないか！？」


姫「は、はい！」


姫乃がパソコンに触れる


すると


強制的にパソコンがシャットダウンする


国「！？おい！何やってんだ！！せっかく纏めたのに…！！」


姫「そ、そうなんですか！？ご、ごめんなさい！！」


姫乃が涙目で謝る


太「姫乃ちゃんが悪い訳じゃないよ！大丈夫だから！」


くにきだくーんがまたやればいいだけのことだからと太宰が姫乃を抱きしめながらあやす




その時







姫乃が笑っていたのに気付かずに






探偵社はいつからこんなに汚れてしまったのだろうか



『……嗚呼、綺麗な三日月だ』

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