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『あぁ、なるほど』
ほっとしたような、してないような…。
「なに？なるほどって。作ってくれんの？」
私の変な反応にシゲくんが笑う。
そんなの断れるわけない。
『はい、作らせていただきます』
「やった」
私のカレーごときでそんなに喜ばれると、また食べさせづらくなっちゃうよ。
「ほんとに手伝わなくて大丈夫？野菜切るの」
『大丈夫だよ』
野菜切ってくれるくらいならいっそシゲくんに全部作ってほしい…。
シゲくんはこたつでノートパソコンとにらめっこしていた。
材料の買い出しにシゲくんも一緒に来てくれて、帰り道でそろそろこたつをしまおうかと何気なく言ったら、名残惜しいからとノートパソコン持参でやって来た。
というか、朝からずっとお仕事してるみたいだしシゲくんとっても忙しいんじゃ…
こんなに毎日私に構ってる場合じゃないんじゃないかと少し不安になる。
野菜を煮込んでいる間もシゲくんの邪魔にならないようにとずっと鍋の前で待機してると、いつの間にかそばに来ていたシゲくんが横から鍋を覗き込んで笑う。
「なに？じーっと見て念込めてんの？それが美味しくなる仕掛け？」
『違うよ。
シゲくんお仕事終わったの？』
「ん？キリのいいとこでちょっと休憩」
そう言って軽く伸びをする。
『コーヒー入れるね。なんか忙しそうだね。大丈夫？』
「うん。別に〆切間近とかそういうんじゃなくて、アイディアが浮かんだから今のうちにまとめときたくて…
だから、Aちゃんと過ごす時間は全然あるし」
なんか、心の中を読まれた気がする。
「Aちゃんこそ、毎日俺とばっか過ごしてて大丈夫？飽きない？」
『飽きないよ』
「ならいいけど。鍋、少しほっといても大丈夫ならこっちで一緒に休もうよ。って俺の部屋じゃないけど」
コーヒーが入ったマグカップを2つ持って、シゲくんはこたつに戻って行った。
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まり(プロフ) - ぽ わ た す 。さん» コメントありがとうございます(*^^*)読者の方には主人公に自分を重ねて読んで頂けたら、と思って書いていたので嬉しいです(*^ω^*)これからも引き続きよろしくお願いします！ (2019年3月20日 0時) (
レス) id: fa3c703b69 (このIDを非表示/違反報告)
ぽ わ た す 。(プロフ) - 初めまして！情景が本当に浮かんでウキウキしながら読んでました！主人公の自信の無い感じとか自分に重ねたり、としていましたが、本当にいい作品です！次作も読もうと思うので楽しみにして待ってます（≧∇≦） (2019年3月19日 23時) (レス) id: 1a6840d4ff (このIDを非表示/違反報告)
まり(プロフ) - ゆっちゃんさん» コメントありがとうございます(*^^*)嬉しいです(>ω<〃)〜引き続きお付き合いよろしくお願いします！ (2019年3月19日 23時) (レス) id: fa3c703b69 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっちゃん - シゲ担なんでこれ読むたびにキュンキュンしますww 他の３人のも読もうと思ってます！お疲れ様でした！頑張って下さい(о´∀`о) (2019年3月19日 23時) (レス) id: cfad8bd8ff (このIDを非表示/違反報告)
まり(プロフ) - 麗さん» コメントありがとうございます(*^^*)何回も読んで頂けてるということで、とっても嬉しいです(o´艸`)これからも引き続き宜しくお願いします。 (2019年3月2日 14時) (レス) id: fa3c703b69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まり
| 作成日時：2019年2月14日 0時
