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『ほんとにほんとに、彼氏じゃないの』
予想通り、ユキちゃんからの追及が待っていた。
「嘘。彼氏じゃないなら、何？」
『なんだろう…』
友達っていうのも違う気がするし、まさかたまたま知り合った男の人を居候させてます、なんて正直に言えるわけもない。
「やっぱり彼氏じゃん」
ユキちゃんが呆れたように笑う。
『違うの、本当に。彼氏ではないんだよ』
「ふーん。
じゃあさ、週末付き合ってよ？」
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金曜の夜。
ユキちゃんに飲みに行こうって誘われてたけど、更に女子が2人と知らない男の人が4人。
つまり合コンの人数合わせってやつだった。
しかもみんなはちゃっかり着替えてお洒落してるのに私は仕事の時のまま。
「Aは元々可愛いしオシャレだから大丈夫」
なんて言われてもイヤだよ。
ちゃんと教えといてよー。
男性4人はみんな公務員だって。
ユキちゃん、こんな人たち何処で見つけてきたんだか。
とりあえず私は人数合わせだしこの中の誰かとお近付きになりたいとも思わなかったから、端の席から動かずに適当に話を合わせておいた。
お店の2時間飲み放題コースはあっという間にラストオーダーの時間がやって来て、帰る気満々でいたらこの後どこ行く？みたいな話になっていた。
『ごめん。私はこれで…』
どうしても乗り気にはなれなくて帰る事を告げると、
「そっか。ごめんね、無理矢理付き合わせて」
ユキちゃんが申し訳なさそうな顔するから、こっちこそ申し訳ない気持ちになった。
貴久には今日は用事があるからと伝えてあった。
じゃないと、会社の前まで迎えに来ちゃうから。
今日で一週間の貴久との不思議な関係。
ていうか、未だに貴久が何者なのかよく分かってないのってちょっとヤバい気がしてきた。
二次会に行くみんなと別れ、ホームで電車を待ってると、後ろから肩を叩かれた。
そこにいたのは、さっき私の向かいの席に座ってた人で
「良かったら、少し話さない？」
なんて言ってきた。
話すって、何を？何処で？
ちょうど電車が到着したから曖昧に返事をして乗り込むと、当たり前の様に隣に座ってくる。
めんどくさい…
3駅分の距離が物凄く長く感じられた。
「良かったら連絡先…」
『ごめんなさい、ここで降りるんです』
タイミング良く自宅近くの駅に到着してホームに降りたら、何故かその人も電車を降りた。
嘘でしょ？
嫌な予感しかしなくて、胸がざわつき始めた。
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まり(プロフ) - ぴょんさん» はじめまして(*^^*)毎日お読み頂きありがとうございました！今後ともよろしくお願いします。 (2020年4月30日 23時) (
レス) id: fa3c703b69 (このIDを非表示/違反報告)
まり(プロフ) - まつさん» コメントありがとうございます！色々読んで頂いているようで、とっても嬉しいです(*^^*)今後もぜひお付き合い下さい。 (2020年4月30日 22時) (レス) id: fa3c703b69 (このIDを非表示/違反報告)
ぴょん(プロフ) - はじめまして！完結おめでとうございます！めちゃくちゃおもしろかったし、たくさんキュンキュンしました！この作品を読みに来ることが毎日の楽しみになってました！また読み返します！これからも応援しています。 (2020年4月27日 22時) (レス) id: 6fc41468f4 (このIDを非表示/違反報告)
まつ(プロフ) - はじめまして！JUMP担なのでNEWSのお話は最近読み始めたばかりですが、まりさんのお話どれも好きで一気読みしてます！こちらの作品もものすごく素敵でした！願わくばドライブデートからのおっすーになる部分を…詳しく…番外編など…！お気持ちご向きましたら…m(><)m (2020年4月27日 18時) (レス) id: c1ce19b84f (このIDを非表示/違反報告)
まり(プロフ) - 亜紀さん» コメントありがとうございます。毎日チェックしてくださり、ありがとうございました。 (2020年4月27日 2時) (レス) id: fa3c703b69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まり
| 作成日時：2020年3月28日 1時
