声のお話。：Izw ページ4
Side You
「はい今日は授業おしまーい。帰った帰ったー。」
『そういやー先生ってさー、子音弱いよね。英語の先生なのに。』
今日もこうやってまた他愛もない話を始める。
「何を言ってる。それは否定できんわ。」
『自覚あるならよーし。』
英語を教えてくれる伊沢先生は子音の発音が弱い。
言葉同士が繋がるというか。
『前歌ってるの聞いたけどさ、子音弱いまま歌うと色っぽいよね、先生。私は割と好きだよ。』
硝子の少年、だっけ。
「Aちゃんって褒め上手。俺すぐ調子乗っちゃうじゃん。」
『本音だよー。先生の声、寝る前に聞きたいもん。』
「えっ…」
急に言葉に詰まる先生。
私なんかまずいこと言った？
『伊沢先生…？』
変な空気に耐えきれず先生の名前を声に出す。
「Aちゃん。今の、本気？寝る前に聞きたいってやつ。」
『嘘ではないけど。』
またしばらく沈黙が続いたかと思ったら、先生は片方だけ口角を上げて男らしく微笑んだ。
不覚にもドキッとしてしまう。
「じゃあさ、俺と付き合ってみない？」
寝れる前に声を聞けるのは彼女の特権。
.
ジュースのお話。：Ko-Chan→←ピアスのお話。：Kwkm
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星ノ瀬豹(プロフ) - 28さん» ご指摘ありがとうございます。自分的にはわかりやすいかなと思って変えてみましたが裏目に出てしまったようですね。以後変えていこうと思います。 (2022年7月17日 23時) (
レス) id: b4103a798a (このIDを非表示/違反報告)
28 - 女のセリフが『』だからじゃない？ (2022年7月11日 11時) (レス) @page8 id: 9969ec834e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：星ノ瀬豹 | 作成日時：2022年7月4日 10時
