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鬱
「え？俺生贄？」
コネシマ
「まぁ座れ」
鬱
「嫌や、惚気なんぞ聞きたないねん！！」
コネシマ
「まぁ、座れ？」
鬱
「うぃっす」
手を組んで口元に
目の前に渋々…けれども結局聞く気があるらしい大先生はそこに座って煙草に火をつけた
喫煙可能な場所で捕まえて催促して正解だった
俺も煙草の煙を溜息と共に吐き出して、言葉を待つ大先生に、悩みを話す事にした
コネシマ
「……昨日は前々世の言葉でプロポーズして擬似初夜的なのを迎えたんやけど」
鬱
「そらみたことかぁ！！！！聞かへん聞かへん！！」
コネシマ
「まぁ…待てや」
鬱
「お前どっからそんな声出るん…」
ぴぃ、と可愛くは無い声で震えて椅子に縮こまって座る大先生
コネシマ
「昨日の夜…や
んでアレ」
俺が親指で差した方向には、まぁそこそこに広いとは思う庭
そこで…真っ白なタオルを数枚持って寝かけてるトントン
そして…ショッピに膝枕してその頭を撫でているアヤと、隣で笑うシャオロン
いやもう嫉妬で収まらんぞ？
鬱
「シャオちゃんはあの一件から懐いてるもんなぁ
ショッピくんは最初からとして…トントンは部屋で寝てくれ、風邪ひくであいつ」
コネシマ
「いや、ちゃうやん
俺の嫁やぞ」
鬱
「なんかもう、嫁に執着するシッマも見慣れたわ…慣れって怖いな
てか懐かしいわ
俺に結婚は絶望、墓場、死とか言ってたお前
一番最初に結婚してるって矛盾エグいわ」
遠い目をしてからニヤニヤ笑うコイツが確実に俺のことを馬鹿にしているのは分かる
コネシマ
「当たり前や、今でも言うわ
結婚はそういうもんや
俺はアヤ以外ならまぁまず死ぬね
アヤとなら彼岸は見える、嬉しくて幸せでやな…」
鬱
「帰りますね〜」
大先生をまた引き止めて、庭を見る
心が気持ち悪い感覚に襲われる
そんな時、コイツが近くにいると必ず言われる
鬱
「シッマ、顔ヤバいで」
嫉妬に狂う醜い獣な事を俺はずっと昔から自覚している
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たぴ(プロフ) - 完結おめでとうございます！！最初から最後まで推しェ……めっちゃ良かったです…個人的にもっと深めでも好k((黙れ))…次作も楽しみにしてます。これからも頑張って下さい！ (2021年4月21日 22時) (
レス) id: 998524a2ed (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬(プロフ) - 最近見付けたこのお話、冒頭から世界観に引き込まれ毎回更新を楽しみにしておりました。完結おめでとうございます。これからも作品楽しみに待っております。 (2021年4月21日 13時) (レス) id: 3009402549 (このIDを非表示/違反報告)
たぴ(プロフ) - 推し！！！！！！しぬ！！！！！新作おめでとうございます(冷静)ほんとに好きです大好きです！！！今まで見た小説の中でもかなり好きです……これからも作者様のペースで更新頑張って下さい…！！ (2021年4月16日 23時) (レス) id: 998524a2ed (このIDを非表示/違反報告)
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