【ブラコン】光と闇の支配者

story,16 ページ17

「おはよう。？京にぃは？」


「おはよう...京にぃはどこだ？」




風斗さんが仕事へ行った後、ぞろぞろとリビングにやってくる人影。



皆が口を揃えて京にぃは？と言う



そんなに右京さんが恋しいなら起こしに行ってあげればいいものを。





『..起こしてきます』



仕方ないのでとりあえず起こしに行くことに。



「ありがとう。早くしないと遅刻してしまうんだ。ごめんね」



穏和な雅臣さんなのに、早くしろと嫌味を言われてるみたいだったのでさっさと行く




あれから7時になっても起きてこない右京さん。
本当にどうしたのだろうか？


椿さんや梓さんなど、仕事が忙しい人たちはもう行ってしまった。







コンコン、と右京さんの部屋のドアをノックする。



..返事はない





『右京さん、早くしないと皆さん遅刻します。..右京さんも遅刻しますよ』



時間厳守！である右京さんが遅刻なんて...と呑気に思っている場合ではない。

早く起こさなければ




『.....失礼します』




男性の部屋に入るのはどうかと思ったが、早くしないと怒られる。



『右京さん、早くしないと...右京さん？』





これは..大丈夫なのだろうか？








赤い顔。

荒い息。

外れたボタン。

速まる鼓動。






...死んでる？
いやそんな訳なかろう。



まさか、いやそのまさか。





.



.




.






私 の 熱 が う つ っ た 。

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