烏丸京介が笑わない理由

3話 ページ5

修side

僕たちは昨日いろいろあり、S級隊員の迅悠一さんに誘われ、玉狛支部に向かっている。
『ネイバーにもいいヤツいるからなかよくしようぜ主義』の玉狛支部。
空閑はネイバー。
迅さん曰く、空閑のトリガーをボーダーが狙ってくる可能性があるとのこと。
そこで提案されたのが
「ボーダーに入らないか。」
ということ。
僕と千佳が一緒ならいい、ということで今日、玉狛支部に向かっている。
昨日、僕の知らないところで空閑は迅さんと話して、ボーダーに入ろうと思ったらしい。
千佳は、
「守られてばかりは嫌だ。自分もボーダーに入りたい。」
と強い意志を伝えてきたので、ボーダーに入るだろう。
僕は2人とチームを組むことになって、玉狛支部に転属することになった。

迅「着いたぞ。」
約30分歩いて着いたところ。
迅「ここが我ら玉狛支部だ。」
元々は川の何かを調査する施設で、使わなくなったのを買い取って基地を建てたらしい、と説明された。
証拠に、ここは川の真ん中にある。

迅さんの同僚、ということはみんな腕利きなのかな、とか思っていると。

期待を裏切るかのように、カピバラに乗った小さな少年が現れた。

………え。

ここは、どういう場所なんだろう。

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