烏丸京介が笑わない理由

番外編そのに。 ページ13

烏丸side

全員「「「「誕生日おめでとう！！！」」」」

夕飯を食べ終えると、先程別れたばかり？の時枝、出水先輩、米屋先輩を始めとした本部の人達がやってきた。

いろんな人から、祝いの言葉とプレゼントを貰った。
みんなでケーキを食べた。

貴「今の気持ちはどーですか？京介くん。」
烏「A。……嬉しいよ。」
貴「それは良かった。」

Aはにこりと笑った。

貴「改めて、誕生日おめでとう。京介の幼馴染みで本当に良かった。」

軽く目を閉じる。

『僕からも言わせてもらうよ。誕生日おめでとう。いつもありがとな、京介。』

烏「………ああ、ありがとう。」



Aside

今回の企画は私だ。
毎年私も、おそらく玉狛のみんなも祝ってると思うけど、玉狛支部所属の私として初めてのお祝い。
きっと、京介は自分の誕生日に気付かない。
だから思いっきり驚かせてやりたい、喜んでもらいたい、そんな気持ちでいっぱいだった。

京介の両親、弟妹にお願いして、朝は祝わないでもらった。
時枝先輩に頼んで、玉狛に向かわせないようにした。
玉狛のみんなと嵐山隊、太刀川隊(−唯我)、風間隊、東隊、鈴鳴、那須隊、二宮隊の方達と部屋を飾り付けた。

快く協力してくれたみんなに、感謝。

想定通り、驚いてくれた。
嬉しい、ただそれだけだった。

ありがとう、感謝を伝えたかった。

柔らかく、彼は笑ってくれた。

幸せだった。

深夜もきっと、祝ってくれてるよね。


京介、

生まれてきてくれて、ありがとう。


＊＊＊＊＊＊＊＊

終わりが見えなかった！
本編更新できず、申し訳ありません！

そしてこれ、突っ込みどころ満載のはず！あんまり突っ込まないで下さい。その疑問は、胸の中に……。

霧城の中でイメージしてるストーリーに矛盾が生まれましたが、この番外編は、これからのストーリーに全く関係ないものと考えてください。


とにかく！

烏丸先輩、誕生日おめでとうございます！！


5/9 霧城藍

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