番外編そのいち。 ページ12
烏丸side
今日はみんなの様子がおかしい。
何故かソワソワしてる。
まあいいけどね。俺には関係ないし。
時「京介、今日はバイトあるの?」
同じクラスの時枝が声をかけてきた。
烏「いや、何もない。だから玉狛に行こうかと思ってる。」
時「そう。なら久しぶりに本部に行かない?」
烏「別にいいけど、何で?」
時「良いじゃん、別に。多分後から出水先輩と米屋先輩も誘ってくると思うよ。ランク戦の相手しろって。だから、先に俺と行った方が楽でしょ?」
烏「……それもそうだな。」
よくわからないけど、何か納得した。
先輩怖い……。
本部に着きました。
早速、先輩達に見つかりました。
出「京介!」
米「俺と!」
出米「「ランク戦」」
烏「お断りします面倒くさい。」
出米「「(´・_・`)」」
何とか撃退。
出「ちょ、悪かったって。」
米「ランク戦しよーぜ?」
烏「なら、何か奢ってください。」
米「良いだろう。その代わり、高いの無しな。あととんかつもダメ。」
烏「そん、なっ!」
出「あれ、お前そんなキャラだったっけ?」
烏「いえ、何となくのっただけです。あ、あそこの自販機のいちご煮オレがいい。」
というやり取りをして、奢ってもらって結局ランク戦に付き合った。
解放されて7時頃、玉狛に着きました。
部屋は真っ暗です。
誰もいないのかな、なんて思いながらリビングの扉を開けると、
パーーーン。
クラッカーの音。
烏「……は?」
全員「「「「誕生日おめでとう!!!」」」」
一瞬、思考が追いつかなかった。
烏「え、その、はい。」
貴「やっぱりね〜。京介、今日は何日でしょうか?」
Aに言われ、カレンダーを見る。
烏「え、5月9日……あ。」
ようやく気付いた。
小「そう、今日はとりまるの誕生日でしょ?」
すっかり忘れていた。
だからみんな変だったのかな。
レ「飯にするぞ。今日はとんかつだ。」
テーブルには美味しそうに俺の好物が置かれている。
烏「……はい。」
嬉しい。今の俺の気持ちは、ただそれだけだった。
38人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
世を継ぐ者 - なにこれ好き (2019年6月24日 20時) (レス) id: 7acbd0d80f (このIDを非表示/違反報告)
春花 - この小説面白いです。続き楽しみにしています。頑張って下さい。気長に待ってます(/・ω・)/ファイト! (2016年5月14日 8時) (レス) id: 5a21c4f752 (このIDを非表示/違反報告)
雨雪(プロフ) - 4月1日は1個下の学年になります!めっちゃ面白いですね!!更新楽しみにしてます (2016年4月21日 20時) (レス) id: 81cbccbf15 (このIDを非表示/違反報告)
真由 - 面白いです。続きが気になります!更新頑張ってください!! (2015年11月12日 22時) (レス) id: 76cffd351d (このIDを非表示/違反報告)
KAERA* - うちの学校にいますよ!1日違いの双子。 そー言う時は兄の方に合わせるようです! (2015年7月17日 21時) (レス) id: 0f3db15462 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:霧城藍 | 作成日時:2015年5月23日 11時