友達の好きな人は【まふまふ】 (ページ2)

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１話ページ2

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A side

め「それでねー、そこでまふくんがー」

「うんうん」

私の唯一の友達、芽依

芽依とは中学の頃からずっと一緒で

ずっと仲良くしてくれる私の大事な人

なんでも本音を言える仲、だったはずなのに

いつからかな

私の隠し事が増えてしまったのは__

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め「ねぇ！Aー！」

「ん？どうしたの？めい」

め「私、好きな人できたかも…！」

そう照れながら言う芽依はとても可愛くて、キラキラしてた

恋、してるんだなぁって思った

嬉しかった、すごく

でもね、その気持ちはすぐに複雑なものに変わった

「え！？だれだれ！？私の知ってる人！？」

め「えーっとね、、、隣のクラスの、相川くん、、かな、、」

「え……」

相川くん、、、？

う、そ………

芽依、も、、なの？

思ってもなかった、友達と好きな人が被るなんて

め「A…？聞いてる？」

「え、あ、うん！へぇ、相川くんかぁ、、優しいもんね！」

め「うん！私が重い荷物を運んでたときに、一緒に運ぼう、って言ってさりげなく持ってくれたの、！もーキュンキュンしちゃってさぁ、、！」

そんなこと、私もされたことあるよ、なんて言えなくて

Aなんかより芽依な方が相川くんとお似合いだよ

そんな声が聞こえる

そう、だよね

私なんかだめなんだ

相川くんを、芽依の好きな人を好きになっちゃいけない

応援しなきゃ

友達として

応援しなきゃいけないんだ

自分の気持ちは抑えて、隠して

笑って、頑張れって言おう

「そっか、頑張れ！芽依なら絶対大丈夫だよ！応援してるね！」

なくなれ、相川くんを好きな自分なんて

いなくなっちゃえ

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あ、あれ…？

夢主ちゃん、、、病んでる、？

あれ、、、？

いや、そんなはずはないっ！

うん、大丈夫！！ね！←