ポートマフィアの白衣の悪魔

ヨコハマ・ギャングスタア・パラダヰス 二 ページ4

『首領、失礼します』

そう言ってから入ると黒服の人と目が合う

『先日の怪我、治ったようで良かったです』

「その節はありがとうございました」

そう言われてから真っ直ぐ前を見る

森「ああ、A君、どうかしたのかい？」

『芥川くん達の作戦に参加するので許可証を』

そう言って渡せば判子を押される

森「また今回も芥川君にキツく言ったのかい？」

『太宰くんが、こうしてたのでそうすべきだと』

そう言えば溜息を疲れる

森「うーん……もう少し優しくしてあげなさい」

『了解しました』

そう言って一礼をすればエリス嬢が足首に抱きつく

エ「まーたお仕事？」

『すみませんエリス嬢。僕も少し今の時期は忙しくて……』

森「まあ、無理はしないようにね？最近梶井君の実験室から物音が聞こえてるから寝ていないんじゃないのかい」

『そんな事ありませんよ。誰も来なさそうな時は医務室のベッドで寝てますので』

そう言ってさっさと出て行く

芥「あ、Aさん」

もっと優しくしてあげなさいですか

『先程はすみません。少し睡眠不足でイライラしててキツく言ってしまいました。以後気をつけます』

そう言って頭を下げれば

芥「いえ、そんな……すみません、僕も無理言ってしまい……」

『……まあ、取り敢えず樋口ちゃんと共に行きましょう』

そう言って芥川くんに樋口ちゃんを任せ自分の車に行く

数分後二人が乗り込み運転をする

樋「うわあ……初めてAさんの車に乗りました！意外と普通ですね……」

『ポートマフィアの中では防音付きの救急車に乗ってるって噂がありますけど、一寸違いますよ』

芥「一寸……？」

『まあ、そこは置いておいて……樋口さん一人で大丈夫ですか？僕もマスクをして一緒に行きましょうか？』

樋「大丈夫です！お二人のお役に立てるよう頑張ります」

芥「……ああ」

『頼りにしております』

そう言って探偵社の前に下ろす

『確か交番だね……そこで下ろすから終わったら連絡してください』

芥「了解した」

そう言って芥川君も黒い鞄を持って下りる

さて……僕は駐車場に車を止めて待機か

そう思っていると赤信号になった

と、耳に付けてた盗聴器に繋がってるイヤホンが反応した

太「美しい……睡蓮の花のごとき果敢なくそして可憐なお嬢さんだ」

樋「へっ！？」

太「どうか私と心中していただけないだろ」

スパァァンと良い音がし声が消える

……探偵社でも迷惑をかけていそうな予感だ

『芥川くん、樋口ちゃん、プランBだ』

そう言って青信号になったので車を発進させた

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