美しき人は寂として石像の如く 二 ページ13
コンテナに乗り込み鏡花ちゃんに微笑む
『ダメじゃないか』
鏡「……ごめん、なさい」
『大丈夫。鏡花ちゃんに謝罪は求めてないよ。でも寂しかったのだよ?それにね、武装探偵社なんて光じゃないんだよ。あれは光に化けてる闇だ』
そう囁けばその目が揺らぐ
鏡「でも……」
『君が暗殺の才能があるからじゃない。夜叉白雪が居るからじゃない。君自身が僕の友だから今回、処刑されずに済んだんだよ?』
そう言って鏡花ちゃんを抱きしめて
『本当に無事で良かった』
そう言えば、その目は迷う
鏡「私は……」
『……鏡花ちゃん、僕は君が何方に居ようと構わない。でも、君は此処に居るべきだよ?』
そう言って頭を撫でる
と、その手を払われた
鏡「私は、闇ではない」
『……へー……そこまで言うんだ』
そう言って鏡花ちゃんのうなじにメスを当てる
『ひんやりするだろう?じゃあ、変えるよ。君は此処に居ろ……言っておくぞ、これは、命令だ』
そう言って首を絞める
『僕の本性が判って驚いたかい?怖いかい?人間こう言うものなんだよ』
そう言って微笑む
『もう一度聞こう。こっちに居るよね?』
そういえば頷く鏡花ちゃん
『……ふふふ、吃驚した?ごめんね?痛かったでしょう?でも、こうするしかないんだよ』
そう言ってメスを仕舞い芥川くんに声を掛ける
『探偵社の名探偵が動きだす頃合いだ。直ぐに出発しよう』
芥「了解。直ぐに出発させる」
そう言って芥川くんが姿を消す
鏡花ちゃんを見ればその表情は悲しげであった
『……君が探偵社に入ったとしても……いや、いいか』
そう言って鏡花ちゃんの手を取る
数刻殺そうとしたのに鏡花ちゃんは拒絶しない
『じゃあ、人虎くんを呼びに行こうか』
そう言えば頷く
ごめんね、これが姐さんの“命令”なんだよ
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リュカ(プロフ) - セイレーンさん» ふふふ、助手決定です!いや〜私も嬉しいものです!次回作も楽しんでくださいね!待ってます!崇めるなんてそんな大袈裟な……崇めるんじゃなくて、その……また感想くださいね!いつもそのコメントに励まされてるのでこっちが拝みたいです! (2019年5月1日 22時) (レス) id: 23cb7545a0 (このIDを非表示/違反報告)
セイレーン - ああ〜国木田さん!分かりました。分かりましたから〜!! いやー、武者君助手決定!イェー!然も、黒の時代まで…リュカさんは神様ですか?崇めて良いですか? (2019年5月1日 21時) (レス) id: 217a6ebd89 (このIDを非表示/違反報告)
リュカ(プロフ) - セイレーンさん» そうなんですね!少ないのですね……テストですか……頑張ってくださいね!出ないと国木田さんが……国「計画通りにしなかったら後悔するぞ」あ、来てましたね (2019年5月1日 20時) (レス) id: 23cb7545a0 (このIDを非表示/違反報告)
セイレーン - えっと、一年は8人です。小中一貫校なので…一番多くて小3、15人ですね。小1なんて3人ですよ…あ、私中学です…もうすぐ修学旅行行くんですけど、次の週はテスト…明日からテス勉です。計画立ててあるので。計画通りやんないと、国木田さんに怒られちゃいますからね! (2019年5月1日 20時) (レス) id: 217a6ebd89 (このIDを非表示/違反報告)
リュカ(プロフ) - セイレーンさん» ですね、書いてて結構気に入ってます。多いでしょうか……でも六人って一学年もそれくらいですか? (2019年5月1日 19時) (レス) id: 23cb7545a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:リュカ | 作成日時:2019年4月19日 21時