金塊探しの旅 〜参〜

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ア「私たちが知っている姉畑の痕跡はここだけだ
雨が降ってしまったから匂いが残ってるかわからないけど…」

杉「間に合うか厳しいな…」

ア「ギリギリまで粘ってみよう

いざとなったら尾形が…」

杉元はアシリパの言葉を聞いて顔をしかめる

杉「アシリパさん、もし俺が谷垣みたいな状況になったら尾形にだけは託さないでくれよ？」

ア「杉元に何かあったら私が必ず助ける」

杉「ほんとにぃ？頼むぜアシリパさん」

ア「信じろ杉元、何があろうと私は…」

ずずずずずっ

りゅうがアシリパを引きずる

杉「おお？りゅうが何かに反応したようだぜ！」









キラ「寝るなッ ちゃんと見張ってろ」ガスッ

キラウシは尾形とサムルが乗っているプに向かう

キラ「おい食えサムルと兵隊さん

……！？」ﾊﾞｯ

キラウシは尾形とサムルが着ているはずの服を引っ張るが中には人ではなく食料だった









谷「杉元たちを信じて待っても良かったのに…」

尾「時間が迫ればそれだけ監視も厳しくなる」

谷「逃げれば罪を認めるようなものだ」

尾「お前の鼻を削ぐのは俺がやっても良かったんだぜ」

『二人とも口より足を動かせ』

サムルは二人の先頭を走る

谷「サムル、その格好で前を走らないでくれ…／／
／」

尾「…／／」

今のサムルの格好はズボンをはいて、さらしを巻いているだけの状態だった

『仕方ないだろ、尾形みたいな羽織はもっていなかったんだから』

尾「これ着とけ／／」ﾊﾞｻｯ

尾形はサムルに自分が着ていた上着を投げる

『悪いな』

上着に腕を通した

谷「ちゃんと前もしめるんだ」

『わかった』


三人はしばらく走り続ける

ダァーーン

『銃声だ』

キラ「いたぞ！逃げた三人だ！」

谷「見つかった！」

『走れ！』

三人は全力で走る

『あれは…

アシリパだ！』

三人は立ち止まる

谷尾キラ「「「！？！」」」ﾊﾞｯ

三人はサムルの目を塞いだ

『おい、3人とも何してんだ？』

谷「絶対見るな」

尾「なんてこった」

キラ「信じられん、みんな見てるか？」

「あぁ…！」

杉「やりやがった！マジかよ！あの野郎
やりやがった！！姉畑支遁すげぇ！！」

ア「やめろぉ！」

サムルは三人が呆気にとられてる間にすり抜け、ひぐまに向けて弓を構える

『…すぅーーッ』

ｷﾝｯ

ﾌﾞｽｯ
ぐぉぉぉぉ！

姉「な、なんだ！？」

皆「はっ！」

『姉畑支遁！今すぐそこをどけ！』

サムルはひぐまに向かって走る
杉元も走り出す

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