金塊探しの旅 〜参〜

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杉「ところで犯人を追ってるのはあんたの仲間か？
もう捕まえたか？」

キラ「わからない…でも時間の問題だろう
我々は犯人を知っている
四日前に会った男だ」

ア「その男が鹿を惨殺するのをみたのか？」

キラ「二日前、俺は銃声のした方へひとりで向かった
メスの鹿がﾀﾋんでいた、
その近くにその男の単発銃がおいてあった

すると突然何者かに頭を殴られた
目が覚めてメス鹿をよく調べたらこの若いオス鹿同様
……穢されていた」

杉「谷垣はそんなことをする男じゃない」

『そうだ、あいつは心優しい男だ』

キラ「知り合いか？」

アシリパはサムルの耳を塞ぎながら、杉元に聞いた

『…？』

ア「どうしてだ？
杉元…どうしてこんなことを？
人間が鹿とウコチャヌプコロしても子供なんか出来ないのに…
ましてや、オスの鹿とウコチャヌプコロする意味がわからない
オスはメスとしかウコチャヌプコロしないはずなのにオスとウコチャヌプコロするなんて、どうしてだ？
杉元…」

杉「ウコチャヌプコロ…」

『アシリパ、何故耳塞ぐんだ』

キラ「(ナイスだ、子供よ)」



一方谷垣は

「トゥアネネキラ！」

「トゥアネネキラ！」

谷垣は池に入り、アイヌから逃げていた

ダァァン！
ﾊﾟｼｬﾝ

谷「！！」

スイーッ
バシャ
バシャ

池から出ようとしたとき

「エウレンテリクナプニ！クアクナ！」

谷垣は素早く銃を掴み、男ごと投げる

「うおっ！」

ﾄﾞｽ

谷「俺はやってない！濡れ衣だ！！」

ゴッ

「エライケアン！」

ダァーーン

銃声が響き渡った
発砲した者に目を向ける

尾「久しぶりだな谷垣一等卒」








ア「無理やりしてカムイを穢すやつは絶対許せない
必ず私たちで捕まえてやる！」

杉「ウコチャヌプコロ…」

『だからなんで耳を塞ぐんだ、そしていつまで耳を塞ぐ』









バッ
ガバッ

姉「はっ！おとなしくしなさいッ
大丈夫ッ大丈夫だから！大好きだからッ」

ドッ

姉「ぐうッ！まってー！

(また逃げられた
やっぱりあの銃を使うべき？
ううん…手負いにするのは気が進まない
本当に仲良くなれたときの快感には代えがたいもの)」

姉畑はキタキツネやイトウ、ニワトリなどを追いかけるが逃げられるばかりだった

姉「うぉぉぉ！！！」

頑張れ姉畑支遁

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