金塊探しの旅 〜参〜

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ア「チンポ先生、ヤマシギの脳ミソです」

杉元はジュルジュルと脳ミソを食べる

ア「チンポ先生脳ミソは嫌いか？」ｳﾙｳﾙｯ

牛「くっていいものなのかい？それ…」

ア「杉元ぉ？ヒンナだよな？」

杉「ヒンナヒンナ」チパチパｯ

『別に食っても害はない
諦めて食え』

牛山は渋い顔をしながら脳ミソを食べる
尾形にも脳ミソを渡す

尾「いや俺はいらん」






『他の内蔵はチタタプにするぞ』

杉「で〜た〜っチタタプ！」

牛「チタタプ？」

ア「チタタプっていいながら叩いてください
チンポ先生」

チタタプを始める牛山

牛「チタタプチタタプ」ﾄｯﾄｯ

ア「そろそろかわれ尾形！チタタプは皆で叩くんだ」

ﾄﾃﾄﾃﾄﾃ

尾形は無言で叩く
それを杉元はじっと見つめる

杉「アシリパさん！尾形がチタタプって言ってません！」

尾「………」

ア「尾形ぁ〜？どうしたぁ？」


そしてオハウが完成

ア「さぁ食べよう！
ヤマシギのチタタプを煮込んだオハウだ」

杉「いただきます」

牛「ハフハフ…美味い！！」

ア「アイヌの神話にはヤマシギのカムイが出てくるお話がある

クマゲラのカムイとの恋のお話だ
題してヤマシギの恋占い」

杉「恋のお話？聞かせて…」ﾄｩｸﾝ

ア「よし！サムル一緒にやるぞ！」

『いいぞ』

牛「なんで一緒にするんだ？」

ア「サムルとやると楽しい気分になるんです！」

『じゃあいくぞ、せーのっ』



ノーノチキ
小さな私の恋人に
逢いたくて
山に行きました

大きなギョウジャニンニクの
畑があったので

ノーノチキ
私の好きな人に逢えるのなら
皮が剥けずに
根もついたまま
引き抜けるはず

ノーノチキ
そう言って私が引き抜いたら
千切れて新しい葉っぱしか抜けなかった

腹がたったので
空高く放り投げて
また山へ向かいました

ノーノチキ
今度はオオウバユリの畑があったので

小さな私の恋人に逢えるなら
ちぎらないで
引き抜けるはずと
そう言いながら引き抜くと
上手く抜けました

ノーノチキ
私は嬉しくなっていると
山で舟を彫っていた小さな私の恋人が
微笑みながら私を見つめていたので
手に手を取って出かけました



杉「なんて可愛いお話…」

牛「だけど嬢ちゃんがいってた通り、
楽しい気分になったな」

尾「……(歌ってる時の顔、可愛かったな)」

杉「サムルさん楽しそうだったね」

『そうか？普通の顔だったぞ』

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