金塊探しの旅 〜参〜

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『家永、私も何か手伝おう』

家「いえいえ！貴方はゆっくりしていてください」

『ならお言葉に甘えよう』

サムルはアシリパと牛山の間に座った

牛「おい」

隣に座っている牛山が話しかけた

『なんだ？』

牛「あんたみたいな美しい女は見たことがない……

抱かせてくれ」

杉「おい！牛山！
サムルさんに変な事言うな！！」

『抱く？いいぞ』

白「はぁ！？」

尾「ﾋﾟｸｯ……」

サムルは立ちあがり牛山を抱き締めた

皆「「「？？？？？」」」

『これでいいのか？』

キ「お前意味わかってやってるか？」

『抱くというのは抱き締めると言うことだろ？』

皆「「「「(……純粋)」」」」

『？』

家永が鍋を持ってきてみんなのお椀によそう

家「なんこ鍋でございます
夕張を含む空知地方の郷土料理で炭坑夫の間で広まったらしいです
腸を味噌で煮込んだいわゆるもつ煮ですね」

白「オイ家永、
この肉…大丈夫なやつだろうな」

家「ご安心ください、
なんことは方言で馬の腸という意味ですから馬のものを使ってます」

キ「ぶっ！」

それを聞いたキロランケが吹き出した

『これうまいな』モグモグ

ア「ヒンナヒンナ」

『ん？アシリパ口についてるぞ
とってやる』

サムルはアシリパの口についてる欠片を拭き取る

ア「んーっ、サムルもついてるぞっ」フキフキッ

『フフｯ…悪いな』

真ん中の空間だけ花が咲いていた





食べ終わった後それぞれの事を行っていた

サムルは家に残り手がかりを探していた

『ここにもないな…』

土「サムル」

土方に呼び止められる

土「突然だが、お前は私の事を覚えているか？」

『？』

土「無理もない、お前が幼い頃にあったからな」

『…………ん？

あ
もしかして…土さんか？』

土「思い出したか」

クスクスと笑う土方

『久しぶりだな、また随分と老けたなぁ』

土「サムルも一段と美しさに磨きがかかったな」

『やめろｯ………／／』

土「照れ屋なのは昔から変わらんな

お前の母も照れ屋だった」

『あそこまで酷くない』

土「ははっ……

あいつらがﾀﾋんだと聞いた時からお前が気がかりだった
大事な時に側にいてやれなくてすまんかった」

『別に気にしてない
幸運にも優しい人たちに育ててもらったから』

土「そうか」

土方はサムルの頭を撫でた
サムルは気持ちよさそうに目を細めた


ガチャン
ボォォォ

尾「あっ！？チッ…やられた」

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