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42日目 ページ2

「んーーー」





授業も終わり私は伸びをした
却説今日はもう帰るか


学校に居てもやる事がないので私は珍しく
直ぐに家に帰る事にした。









もっと帰るのを遅くしていれば
私は今でも平和に暮らしていたで有ろう。









私が何時ものバスに乗ると、何故か太宰さんが座っていた。彼は私を見ると微笑み、手招きした。



「やあ
今日は早いねェ」

「太宰さん?」

「まあ座り給え」




太宰さんは窓側に座っている為何時もとは逆になる。
今まで早く帰ろうが遅く帰ろうが帰りに太宰さんが居る事はなかった。





私に何か用があるのだろうか





「如何したんですか?」

「おや?用が無いと君の隣に座ったら駄目なのかい?」

「いえ!!そういう訳では...」

「ふふ
ご免ね。君の云う通りAちゃんに用がある」

「何ですか??」




其の時
バスが大きく揺れ私は太宰さんの方に倒れてしまう。




「わっ」

「おっと」







上を見上げると
太宰さんのお顔がドアップに私の目に写った





太宰さんは私を包み込む様に
ぎゅっと抱き締めてくれている。






こんな事に慣れていない私は赤面するしかない



「あ...えっと.....(近い)」

「近いね
此の儘...接吻する.....?」

「嘘は...」

「私は嘘はつかない
A...」






急に名前を呼び捨てにされ顔が近付いてくる

恥ずかしさで耐えられなくなった私は目をギュッと瞑る





「...」






おでこに違和感を感じ目を開けると






「うふふ
唇は未だとっておくよ」

「太宰さん...」

「顔が真っ赤だったAちゃん可愛かったよ」









太宰さんは本当に狡い



「このイケメンが」



誰にも、太宰さんに聞こえないように呟く




「何か云ったかい?」

「いえ何も」

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如月 蒼華(プロフ) - ミクさん» 今確認したら私も見れませんでした...。もう一度載せてみます。コメントありがとうございました! (2021年1月4日 1時) (レス) id: 2f741b1339 (このIDを非表示/違反報告)
ミク(プロフ) - イメ画が見えないの私だけ? (2021年1月2日 20時) (レス) id: d676a2664f (このIDを非表示/違反報告)
如月 蒼華(プロフ) - ユルルルークさん» ありがとうございます!!!嬉しいです...!! (2019年8月20日 17時) (レス) id: 52f62fc4d8 (このIDを非表示/違反報告)
如月 蒼華(プロフ) - まな**さん» ありがとうございます!! (2019年8月20日 17時) (レス) id: 52f62fc4d8 (このIDを非表示/違反報告)
ユルルルーク(プロフ) - 続編おめでたいッ!!"(ノ*>∀<)ノこれからも楽しみだぜッ!!←更新楽しみに待ってマース(*^^*) (2019年6月14日 13時) (レス) id: ac46a20481 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:如月 蒼華 | 作成日時:2019年5月10日 22時

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