検索窓
今日:9 hit、昨日:5 hit、合計:18,235 hit

6 体の異変 ページ7

ドクドクと動悸が止まらない。

善逸さんが兄さんに連れていかれた後、急に心臓に締め付けられるような痛みが走り、布団にまた倒れ込んでしまった。


頭は焼かれるように痛いし、血管が脈打ってる感じだ。

どうにかして呼吸を安定させるが、全身から汗が止まらない。

でも熱なら汗は出ないはずだ、、、。

私はとても不思議で不安な感覚に襲われていた。

『兄さん、、』

私の意識はまた途絶えた。

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
【獪岳side】

「おい!起きろよ!!」

俺が妹の飯を回収しに行ったら、汗をダラダラ流した妹が横になっていた。

体はとても熱くて、顔が真っ赤に染っている。

どう見ても異常がある妹には何が起こっているのだろうか。

ただの体調不良には見えない。

『兄、、、さん、、』

声はか細くなって、弱々しい。

「ったく、、何なんだよ。」

俺は、酷くなっていく妹の体調を見守ることしか出来ない無力さに怒りを感じていた。



妹の容態が良くなったのは、それから2日立った朝だった。

食の通りも良くなり、徐々に起き上がっている時間が長くなる。

そして『兄さん!』と抱き着いてくる妹はとても可愛い。

女学校からの宿題を友達が届けに来てくれると、玄関に座って長話もしている。

戻ってくると、直ぐに宿題を終わらせて、俺に抱き着いてくる。

『移さないから一緒に寝よ?』

あぁ、なんで俺の妹はこんなに可愛いんだ、、。

あのカスとは違って近寄られても不快にならない。


「いいぞ、移ったら毎日抱き枕にするからな。」

『ふふっ、待ってる』

俺は妹の首の下に腕を通して、抱きしめる形で布団に入った。


俺の腕の中で眠る妹には、何かクるものがあったが、堪えて、堪えて理性を保った。


┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

ちょっと短め

7 遊びに来た友達→←5 目覚め



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (58 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
127人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , 獪岳 , 善逸
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ユキ(プロフ) - 煮柚都さん» ずっと応援ありがとうございます!これからもよろしくお願いします!!!なんか不自然な場所とかあったら教えてくださいね笑 (2020年2月3日 22時) (レス) id: 064b8f51a5 (このIDを非表示/違反報告)
煮柚都(プロフ) - 弟の反応集から見させて頂いていますが時代に沿った世界線がとても好きです!細かい所まで設定されていて、とても凄いです! (2020年2月3日 22時) (レス) id: bf27443c25 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - 泉桃花クラスタさん» ありがとうございます!!!時代をこのまま守っていきたいです! (2020年2月3日 21時) (レス) id: 064b8f51a5 (このIDを非表示/違反報告)
泉桃花クラスタ(プロフ) - 初コメ失礼します…時代背景が捉えられて凄いです…これからも更新頑張ってください!応援してます! (2020年2月3日 9時) (レス) id: 1a879c682f (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ユキ | 作成日時:2020年2月3日 7時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。