重いくらいで丁度良い

Take3 ページ3

*


｢翔也くん、ありがとうね。ラジオ楽しかったよ！｣
｢いや〜僕の方こそ盛り上げてもらってありがとうございました！｣


蕨野の1番最初のアニメ化作品に出演していた千葉とはとても仲がいい。


｢またご飯行きましょ！………恋バナも、聞かせてくださいね！｣
｢もちろん！！…………安元さん、聞いてくれたかな……｣
｢大丈夫ですって！僕からも頼んでおきますから。｣


無論、安元へのことについても知っている、数少ないこの恋の協力者の1人だ。


｢！さっき撮った写真、Twitterにあげていいですか？｣
｢うん！あ、可愛く写ってるのにしてね！｣
｢ふふっ、はーい！｣


そう言うと千葉がスマホを取り出した。蕨野もスマホを取り出し、Twitterを開こうとする。


｢らべさん！！！と、と、｣


が、千葉の声に遮られる。


｢と……？？｣

｢と、トレンドに入ってます！”ワラベツミ”が！！｣
｢へ……？？？｣


慌てて見ると、トレンドの欄には”ワラベツミ”の項目があった。


｢らべさん、凄いことになってますよ………アンチとかも応援とかも…………先輩方もいますね…………安元さんは……………………いないみたいですね…｣


蕨野も目を通し始めた。

Take4→←Take2

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す