♪第75話♪ 新一SIDE ページ39
スッ___________
警備員二人とすれ違った。
…ゾク―――ッ
そして何故かその瞬間、妙な寒気がオレを襲った。
…なんなんだ・・・この感じ・・・この妙な寒気の正体は・・・
思わず立ち止まった。
気がつけば、あの警備員二人は少し後ろのほうにいる。
―――――あれ?そういや、何でここにあの悪元財閥の警備員が居るんだ?
警備員は、確か全員宝石の周り―――少なくとも、あの部屋の中に配備されているはず。
・・・たまたまか?それとも_____
オレは、どうしても引っかかりを抑えられず、少し離れたとこにいる警備員二人に声をかけた。
・・・多少、警戒をこめつつ。
新「あのーすみません!悪元財閥の―――警備員さんですよね?」
警備員?「!…えぇ、そうですが?」
そう声をかけると、二人のうち一人が振り向き、帽子をかぶりなおしながら答えてきた。
なーんか怪しい・・・
新「悪元財閥の警備員は、全員宝石の周りに配備されてるはずですけど…何してたんですか?」
いつもの営業スマイルで聞いてくが、声は疑いそのものだ。
もしかしたら…こいつら、キッドとリズムじゃないのか…と。
警備員?「あー…それは―――」
警備員?2「それはですね、私たちは屋上を調べてたんですよ。」
新「…屋上を?」
もう一人のほうの警備員がいきなり割り込んでき、そう言ってきた。
警備員?2
「はい。厳重にロックが掛けてあるとはいえ、相手はあの泥棒ですから。
もしかして…のことを思い、今この人と調べてきたんです。
もちろん、しっかりとロックはかかってありましたよ?ねぇ?」
警備員?「は、はい!」
クソ…何だか、それっぽいような気もするが、それなりに筋は通ってやがる・・・
こいつらがキッドとリズムである可能性は高いんだが…確信まで届かない。
警備員?「あの…そろそろ…」
警備員?2「あぁ、失礼。もうそろそろ予告時間ですので。警備に戻らなくては…」
新「…そうですね、すみません、引き止めてしまって。」
本当ならば、頬を引っ張って確かめたいところなんだが…いきなりそれは失礼だしな…
ここは、あきらめるしかないか。本当にこの人たちがあのキッドたちとは確信できねーし。
そう思い、警備員に最後に礼をして、時計を確認する。
…まだ少しだけ時間があるな。一応オレも屋上を調べておこうか…
警備員?「…あ!あの、頑張ってくださいね!“東の名探偵さん?”」
___________っ!?
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ミジンコのかたまり/怪盗DARK - すごい面白かったです!一気に読んでしまった。。。。。 (2019年1月31日 21時) (レス) id: b3c78b6606 (このIDを非表示/違反報告)
しろクロ - 凄く面白かったです! コメ短くてすみません… (2017年4月23日 14時) (レス) id: 7a2726421b (このIDを非表示/違反報告)
わかば - すごくおもしろいです! もう少し間をあけると読みやすくていいと思います! (2016年4月29日 8時) (レス) id: ea6c606eea (このIDを非表示/違反報告)
咲夜 - 更新頑張って下さい!! 凄く面白いです^^ (2016年2月21日 12時) (レス) id: f2d2dcc9b3 (このIDを非表示/違反報告)
ラルカ(プロフ) - 名探偵コナンLOVEさん» ああ、あれはかなり自信作ですからね…(笑) 良ければ、そっちの方で感想とかよろしくお願いします(笑) ありがとうございます! (2014年6月1日 15時) (レス) id: 9199796834 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ラルカ | 作成日時:2012年10月28日 14時