感情をなくした無能幹部【d!】【軍パロ】 (ページ6)

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ゴ*”ワt ページ6

ーtnsideー
ゾムが無能を地下牢に入れてから数時間たった。

そろそろ起きてるやろ……

行ってみたらまだ寝てるらしく無様な姿で倒れていた
あれ？なんで心が痛むんやろう…こんなことしといてもとの関係に戻れるわけあらへんのに

ここで悩んで時間を削るんやったら資料やるか……

『ん……ふぁ～。よく寝た』

あ、起きた。なんで立ち去ろうとしたときに起きんねん。

『これじゃ動けねぇ……書類もかけねぇじゃねぇかよ』

書類？何言ってるんやこいつ。毎回書類出してないくせに
最近大先生やコネシマだってミスなしで書類出してんのに、ほんまに無能やな。

カランッ

ん？何か落ちたか？いや……なんも落ちてへん。
無能が動いたんかな？

「っ……！！！」

無能の方に目線をやると思わず息をのんだ
彼女の表情に感情がなくなっているのだ。
まるで人形のように光のない目……
なんでそんな顔してるんよ……
とりあえず声を掛けなければ

「お目覚めか？無能さん」

違う、言いたいのはこの言葉じゃない……
なのにこの言葉しか出てこない。嗚呼…もう俺は……

ーyousideー

誰かに無能と呼ばれた。どこか懐かしい声。でも出てきたのはグルッペン・フューラーではない他の人。
誰か分からない。思い出せない。思い出せるのはその赤いマフラーだけ

『アナタ、だぁれ？そのマフラーワタシが編んだやつ。なんであなたが持ってるの？そのマフラーは昔のナカマ？にあげたの。ねぇ、返して？ネェネェネェネェ！』

早くカエシテ。私の編んだマフラー。

ただ返してほしいのになんであなたが泣いてるの？
ワタシ何もやってない。ナニもクルシくないのにナンデ謝るの？

ネェ……ナンデ？

ーtnsideー

俺の知ってるAじゃない……
どうしてこうなってしまった？
俺等がやりすぎたんかな。ただ書類も戦闘もダメなAにしっかりしてもらいたかっただけなのに、いつの間にか楽しくなっていじめがエスカレートして……
完全に俺らの……いや俺がいけなかったんや。
仲間がこんなになるまでイジメて……俺の方が無能や

「ごめんっ……ごめんなぁ」

謝って許されることではない。でも自分の罪悪感を少しでも減らすために…嗚呼…結局は自分の事か。

『なんで謝るの？ワタシなにもされてないヨ？』

「今すぐ手錠と足枷とったるからな……ほんまにごめん」

『アリガトウ。我が主グルッペン・フューラーどこにいるか知ってる？』

「それは教えられへん……」

『ソっか…』

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