過去編 参 ページ23
貴方side
鬼は灰になって消えていった
悲「怪我は無いか少女よ」
「はいっ大丈夫です助けてくださりありがとうございます」
悲「先程の人を守り戦う行動見事
それでは気をつけて帰るように 南無阿弥陀仏」
「はいっ、本当にありがとうございました!!」
帰ろう
そこからは怖くて走って帰った
「ただいま母さん!!」
え、さっきと同じ鬼?
そこには鬼がいた
見た目はさっきの鬼と違い子供の鬼だった
けどそんな事はどうでも良かった
母さんの首締めている手を離して欲しかった
母「A逃げて!!!!」
腹の底から怒りが込み上げてきた
「どうしてそんなに人を傷つけるの?
そんな事して悲しくないの?虚しくないの?」
鬼「貴様になんの関係がある?
この女が死んだら次はお前が死ぬ番なのだ黙って見ていろ」
「何奴も此奴もいい加減にしろよっ!!!!」
傍にあった鎌を持って鬼に切りかかる
避ける為に鬼が母さんを離した
母さんの出血の量が尋常じゃなかった
余計に怒りが溢れてくる
鬼が再生するのを無視して外へ追いやり切りかかる
さっきの鬼狩りさんはどうして来てくれないんだろう
どうしたらコイツに(鬼)勝てるだろうか
殺し合いの中なのに驚く程に冷静だった
眩しい…
いつの間にか朝になっていた
鬼はあちこちに包丁やカマが刺さって腹には岩が乗っていた
今思えば自分がこんな事をしたのだと恐ろしく感じる
鬼は朝日で燃えた
けど、そんな事はどうでも良かった
母さんのところに行きたい
必死に足を動かした
「母さん、鬼……倒した…よ」
でも母さんは冷たくなって動くことは無かった
それから少しして母さんが死んだことが分かった
頭では母が死んでしまっているのを理解しているのに
心は信じたくなくて母に声をかけ続けた
「母さん、医者に行こう?」
「起きてよ母さん」
声をかけ続けていたら眠気が襲ってきて寝てしまった
目が覚めると鬼殺隊の人がいた
悲「何と哀れな、母を失い悲しみに打ちひしがれてるのだろう南無阿弥陀仏」
この人、鬼から助けてくれた人だ…
何で母さんを助けてくれなかったの?
色々考えるけど母はもう帰ってこないんだ…
そう思ったら、涙が溢れてきた
「うわぁぁっ…母さん……母さん!!」
いつの間にか泣き疲れて寝てしまった
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竈門炭治郎
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作者名:慈輝 | 作成日時:2019年12月29日 3時