イカサマライフゲイム【tn×rb】 ページ3
「少年は平穏に暮らしたかった」
―イカサマライフゲイム―
ﾋﾟﾋﾟﾋﾟ･･･
アラームに起こされる。
トン母「トントーン！今日は早く学校行くんじゃないのー？」
『んー分かった今起きる』
早く行かなきゃな、という思いがもっと寝てたいな、という思いに負けている。何なら半分寝ているんじゃないかというほど動かない体を、無理やり動かした。
ニュース「今日の天気です！
今日は全国的に晴れ、久しぶりの快晴となるでしょう！
降水確率も0％、傘も必要ないですね！」
『行ってきまーす』
急いで家を出たため、お母さんの行ってらっしゃいは小さく聞こえなかった。
雨。ざーざーざ−と煩く降り続いている。今日はせっかくの5時間授業だというのに。担任の先生の話が長く、しかも同じことを言い回しを変えて何回も繰り返しているだけなので、ぼーっと窓の外を眺める。
確かに、今日の朝の天気予報では晴れだったはずだ。降水確率は0％。なのに台風でも来たのかという大雨。勿論傘を持ってきた人など一人もおらず、折り畳み傘を置いてる人に入れてもらったり、リュックを頭にのせてバス停まで走って行ったりと、周りも混乱している様子が伺えた。
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しかも空中で浮遊し続けている。まるでモノクロの世界で時間が止まっているようだった。教室中を見渡しても、先生もクラスメートも微塵も動かない。
それと同時に、この世界がモノクロになったことに気づいた。まるで最初からこの世界に居ろなんてなかったように。ただ、唯一俺と右前の席に座っている“誰か”には色がついていた。
『ん？誰や。』
？「んー？誰でしょうね。」
誰なんや、と聞いても、すべて曖昧な言葉でごまかされてしまう。
？「傘、持ってこなかったの？可哀想に。」
『…今日雨降らん予定やったやん。』
？「へーそうなんだ。まぁ、“この本”には書いてあったんすけどね。傘持ってきといてよかったわー。」
そう言い、室内の中なのに傘を広げる。その本が気になって見ていると、これ、見る？と渡された。
？「その本ね、きちんとした未来がちゃーんと書かれてるんすよ。あ、あげるっすよ。」
すっごい分厚い辞書みたいな本。その本の最後のページには大きく明日、大雨が降るとだけ書かれていた。
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奏(プロフ) - ネロさん» もう外したと思うんですけど…まだ外れてないですかね？ (2021年3月25日 15時) (
レス) id: 8c152a0395 (このIDを非表示/違反報告)
ネロ - 奏さん» 編集の所のオリフラ設定ってところです。 (2021年3月25日 9時) (レス) id: 60a73795c6 (このIDを非表示/違反報告)
奏(プロフ) - ぽんさん» すいませんフラグってどうやったら外せるんですか？ (2021年3月16日 14時) (レス) id: 0874638c33 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：奏 | 作成日時：2021年3月15日 21時
