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俺 の 過去 を 聞いて 、 神妙 な 顔をして 俯いている 大ちゃん 。
「 もし それが 、 裕翔 じゃなくて 俺 だったら 、 伊野ちゃん の 横に居る のは 俺 だった ? 」
「 分かんない よ 、 そんなの 」
本当 の 事 言うのが 怖い 。
きっと 俺 は 大ちゃん にも 惚れてた と思う 。
でも 、 それが 少し 遅かっただけ 。
「 そっかそっか 。 伊野ちゃん ごめんね 。 帰ろ 」
行きと同じ の 元気な笑顔 で 手を引く 大ちゃん に 、 心 の 中 で 謝った 。
玄関 には 先ほど と 何ら 変わらない 3人 の 姿 。
「 ゆうと お待たせ 。 」
「 伊野尾 どんだけ 待たせるきだよ ! 」
「 薮 ごめん 。 」
「 知念くん とこ 行こうよ 」
「 光くん ! 待って 俺 も 行きたい ! 」
大きく 右手 を 挙げて 、 自分アピール を する 大ちゃん 。
「「「「 ははっ 、 いいよ 」」」」
中学 の 時 には 、 あんまり 関わりが無かった 俺 と 大ちゃん 。
今から でも 思い出作り は 遅くないでしょ ?
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作者名：伊 野 尾 慧 | 作成日時：2016年2月15日 20時
