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「 裕翔くん 、 俺 ちゃんと 授業 出てたのに 呼び出し って なんでだろう … 」
「 わかんない 」
卒業 が 危ない から でしょ 。
「 伊野ちゃん 、 ここ 分かんねぇ 。 教えて − … 」
恨みたい 、 超 くりっくり の その 目 を 。
だけど 恨めやしない 。
「 んと ここはね − 」
敢えて " 優しい友達感 " を 出す 。
だって 恨んだところ で 大ちゃん 気付きそうにないもん 。 鈍感 だから 。
「 … ギブ 。 もう やだ 。 」
ジタバタジタバタ 、 駄々っ子 光 が 出てきた 。
「 光 − … 」
あらま 、 大変 。
普段 は そんな事 では 、 駄々っ子 発動 しない 光 。
なんだけど 、 時々 発動 する 。 薮 の 前 で 。
「 国語 プリント 4枚 って 絶対 ふざけてる ! 」
「 授業 出なかった方 が ふざけてると 思うけど 」
「 授業 出たけど 呼び出し食らった 山田 に 言われたくない ! 」
「 八乙女くん こそ …… ! 卒業 危ないでしょ !! 」
ばん って 音 を 立てて 、 光 の 方 を 指さした 山田 。
「 光 卒業 危なくないし !! 」
こっちも ばん って 音 を 立てて 、 山田 の 方 を 指さした 。
は … っ 、 何の 意地 の 張り合い だよ 。
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作者名：伊 野 尾 慧 | 作成日時：2016年2月15日 20時
