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...
裕翔 side
ピピピピピピ ...
もう 朝か … 。
寝惚け眼 で 、 伊野ちゃん を 起こす 。
「 ん − … 」
むっくり 起きて 、 伸び を 2、3回 。
「 学校 ね 」
「 やぁだなぁ 」
パジャマ の 裾 を 、 弄り始めた 伊野ちゃん を 抱っこ して
下 の 階 に 降りた 。
・
制服 に 着替えて 、 しばらく ゆっくりして 、 家 を 出る 。
あの 交差点 に 出ると 、 やたら 同級生 が 多い 。
その中 に 薮くん と 光くん も 含まれるけど 。
「 裕翔 − 伊野ちゃん おはよ − 」
「 伊野尾 寝坊 するかと 思った 」
「 それ 嫌味 ? ゆうと と 一緒 だったから 、 寝坊 しませーん 」
「 一緒 の ベッド で 寝たの ?! いいなぁ 羨ましい 」
「 俺らだって 一緒 の ベッド で 寝ただろうが 」
「 ゆうと ? ど−したの ? 」
「 伊野ちゃん 、 抱っこ したげる 」
「 え っ !? は っ !? ちょちょちょ … っ 」
「 足 、 さすがに 疲れるでしょ 」
「 うん … でも ゆうと 。 何か 王子様 と お姫様 みたいだね 。 それに 落ち着く … 」
伊野ちゃん は 学校 に つくまで 、 ずっと 寝ていた 。
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作者名：伊 野 尾 慧 | 作成日時：2016年2月15日 20時
