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「 伊野ちゃん 。 裕翔 は 伊野ちゃん を 傷つけた 事 って 有った ？ 」
「 有った 。 」
「 例えば ？ 」
「 山田 と 俺 の 事 忘れて 、 楽しそう に 話してた 」
「 … そうかな 。 」
「 えっ ？ 」
「 俺 は 見た感じ 、 裕翔 は 伊野ちゃん の 事 誰よりも 大切 に してたと思う 」
「 なんで ？ 」
首 を 傾げて 、 光 に 聞く 。
「 だってさ 、 伊野ちゃん が 話しかけたら 裕翔 、 笑顔 で 振り返ってたよ 。
伊野ちゃん と 話してる 時 の 裕翔 は 、 すっごい キラキラ してた 」
「 … でも 、 ゆうと 。 山田 と キス した 」
「 それは 、 伊野尾 に 嫉妬 してほしい っていう
裕翔 の 意地悪 な 企み じゃないの ？ 」
「 俺 に 嫉妬 … ？ 」
「 か 、 山田 の 企み か 。 どっちかじゃない ？
真相 は 裕翔 と 山田 に しか 分かんないけど 」
薮 が 口 を 開いて そう言った 。
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作者名：伊 野 尾 慧 | 作成日時：2015年12月19日 16時
