今日:23 hit、昨日:2 hit、合計:47,991 hit
小｜中｜大
64.. ページ14
...
＿＿＿＿＿ ...
それから 時 は 過ぎ 、 体育祭 の 時期 。
青 の 鉢巻き が 似合い過ぎる 伊野ちゃん 。
内股 で 椅子 に 座って 、 実況 してる 所 とか 。
青チーム が 勝つと 、 無邪気 に 笑う 所 とか 。
隠し持ってた おにぎり 片手に 応援 してる 所 とか 。
急 に 後ろから 抱き着いてくる 所 とか 。
シャッターチャンス なんて 山ほど ある 。
持参 の スマホ で 我慢 。
すぐにでも 現像 したい … 。
「 ＿＿ 裕翔くん 。 」
黄色 の 鉢巻き を している 山ちゃん が
にこにこ しながら 、 近づいてくる 。
冷静 に 、 冷静 に ... 。
「 何 ？ 」
冷静に 冷静に … 。
「 体育祭 終わったらさ 、 生徒会室 来てくんない ? 」
「 あ − いいよ 。 」
この時 は 、 伊野ちゃん に 夢中 で
山ちゃん の 言葉 は " 助っ人 要請 " だと 思っていた 。
今考えれば 、 サッカー部 の 山ちゃん は 生徒会室 には 無縁 だった筈なのに 。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 52人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：伊 野 尾 慧 | 作成日時：2015年12月19日 16時
