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in side .
授業 受ける の 面倒くさい な って 。
教室 の ドア の 前 で 、 そんな こと を 考える 。
普通 は 、 ドア を 開けると 友人 が 近づいてきて
馬鹿言って 笑ったり 、 課題 の ノート 写したり 見たりしながら 授業開始 を 待つ 。
でも 俺 の 普通 は 、 ドア を 開けると
いじめる 奴ら が 近づいてくる 。 挙句 の 果てには 卵 とか 黒板消し が 降ってくる こと は
決して 、 1度や2度 の 騒ぎなんかじゃない 。
でも 、 このことを 誰にも 口外 しなかったのは 、 単純 で
ただ単 に 先輩 達 に 迷惑 を 、 掛けたくなかったから 。
俺 が 我慢 すれば 、 誰 にも 迷惑 かけない 。
でも それでも 、 やっぱり 先輩 を 頼ってしまう 弱い 自分 が いる 。
俺 は やっぱり 、 一人 じゃ なにも できないんだ 。
・
ドア を 開ける 。 刹那 、 白くなる 景色 。
床 を 見ると 、 辺り には 白い粉 と 黒板消し 。
「 大成功 − !!! 」
盛り上がる 教室 。
「 …… ははっ …… 」
そんな 教室 とは 裏腹 に
自虐的 に 笑っていた 。
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作者名:伊 野 尾 慧 | 作成日時:2015年12月27日 1時