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【 お弁当 】 ページ28
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「 山田、弁当 食べよう 」
「 有岡君、珍しくない？」
とことこ、
ちぃちゃん より 早く 俺の席に来る 有岡君。
「だって、山田の卵焼きとか。唐揚げとか……おいしそうで…うへへ 」
「 あげないよ？ 」
目で 訴える。
でも、 有岡君は 怯まない。
「 ……お腹空き過ぎて倒れそ−、あっ‼ 山田のお料理で、大貴復活！ 」
「 棒読み、１回爆ぜろ 」
「 欲しい‼ 」
「やだ」
「けち」
「で結構」
「うざいー！」
「知らんがな」
「オムレツあげる‼」
「いらんわ」
「母ちゃん泣かした−！」
「知らんがな」
「ひでぇ、薄情もの！」
「うっせわ！チビ！」
「俺の方が０.５ｃｍ高いわ！」
「細かすぎるわ‼」
「お前の母ちゃん、でーべーそ！」
「…臍、触るぞおら」
「……そりゃ、勘弁−‼‼」
−有岡君と山田君の醜い言い合い。−
「 涼ちゃん、何してんの？ 」
「 ちぃちゃん‼ どこいたの−？ 」
に、終止符を。
「 ……いい加減、黙れや 」
どす黒い、ひかる氏の登場。
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作者名：伊 野 尾 奏 多 | 作成日時：2015年10月23日 23時
