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◆ ページ13
…
ちぃちゃんの嫉妬を見るために…。
人によるってもな−…
悩んだ挙句、俺は
八乙女くんを候補に挙げてみた。
「ん‐、ん！それが良い！」
まぁ、岡本君とか有岡くんも良いけどな-。
でも、もしそーなった時、
伊野尾先生とか中島先生とか、薮くんとかに行ったら……。
俺は取り敢えず、思い当たる名前の人達を紙に書きあげてみた。
「薮くんは−…有岡君とかと話してもらうか…まぁ、見つからないようなところで…
伊野尾先生と中島先生は−…まぁ、自由でいっかな
八乙女くんは俺と喋って…
でもこれって…ちぃちゃんがいじめと勘違いしたら……
ちぃちゃんが、凄く、すごぉーく傷つく‼」
当然、朝まで考えに耽っていたので、寝る暇もなく。
目の下には、隈ができる。
「…涼介、あんた何してたの？隈が出来るくらい」
「んー、勉強……？」
とでも言っておこう。
″ちぃちゃんの嫉妬を見たいが為に、寝なかった。″
とは、口が裂けても言えないから……。
これ以上、聞かれないように急いで学校に向かった。
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作者名：伊 野 尾 奏 多 | 作成日時：2015年10月23日 23時
