55話。貴方side ページ6
『は、話って?』
国「社長と太宰から直接聞け。俺は他の奴等の状態を見なければならない。」
もしかして、異能力のことか?それとも芥川との交戦のことについて?
社長さんからというのはなんとなく納得できる。この会社のトップなわけだから。
何故太宰さんなのだろうか。俺のなかでは太宰さんと仕事をしないという言葉は完全にイコールで結ばれている。
寝ていた部屋を出ると、事前に話が通っていたのか茶髪の眼鏡をかけたお姉さんが社長室まで案内してくれた。
「社長、国枝さんが目覚められました。」
「入れ。」
社長室には社長さんと太宰さんが待ち構えていた。
武装探偵社の社長さんは和服を来た男性であった。
そのままお姉さんに誘導され二人と向かい合う形でソファに腰かける。
腰かけたものの二人とも話し出す様子はない。
案内をしてくれたお姉さんはお茶を三人分出したところで社長室を退室した。
「国枝。」
『は、はい。』
「私はこの武装探偵社の社長、福沢諭吉だ。まずは体を張って我が社の社員を守っていただいたことに感謝する。」
『いや、そんな。結局、武装探偵社の方に助けられましたし、感謝されることではないです。』
福沢社長は口ごもる俺をひとしきりじっと見つめたまま再び、口を開いた。
福「国枝A。武装探偵社で働いてみないか。」
104人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
空李(プロフ) - かなとさん» すみません、ご指摘ありがとうございます。 (2019年5月9日 18時) (レス) id: 154a99d2ca (このIDを非表示/違反報告)
かなと - オリジナルフラグをお外し下さい (2019年5月9日 18時) (レス) id: 483535372f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:空李 | 作成日時:2019年5月9日 17時