54話。太宰side ページ5
太「はーい、そこまで!」
異能力を使い戦闘をするかつての部下であった彼と此度新たに部下となった彼の間に割り込んで二人の動きを制止させる。
私の人間失格に例外はない。二人の異能力は無効化された。
樋「貴方は探偵社の、何故ここに?」
太「美人さんの行動は気になっちゃう質でね。こっそり聞かせてもらった。」
外套のポケットから黒い小さな機械を彼らに見せつけるように摘まみ出した。
樋「まさか!あのときに。では最初から私の計画を見抜いて。」
彼女がどの程度の役職の人間かは知らずに盗聴機を付けさせてもらったのだが全く気づいていないようで古巣の警備はどうなっているのかと心配になってしまった。
実際はそこまでしてはいないのだが。
太「ほらほら起きなさいよー敦くん。四人もなんておぶって帰れないよ、私。」
まさか、国枝くんがここに来るとは思わなかった。
そして、何よりも異能力を使うとは驚きだった。
だって、彼は普段滅多なことがない限り異能力を使うことはないのだろうし、つかうとしたら人目を避けて異能力を使うくらいなのだ。
樋「生きて返すと思っているのか!」
芥「やめろ樋口、お前では勝てぬ。」
樋「芥川先輩、でも。」
芥「太宰さん、今回は退きましょう。しかし、人虎の身柄は、必ず僕らポートマフィアが頂く。」
太「何で?」
芥「簡単なこと、その人虎には闇市で懸賞金が懸かっている。賞金の額は七十億。」
太「それはずいぶんと景気の良い話だねえ。」
これは大事になったね。ポートマフィアが動くわけだ。
しかし、その七十億という大金を出すのは一体どこのどいつだ?
これは調査しなければならないだろうねぇ。さてと、古巣に戻るための計画を立てようか。
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空李(プロフ) - かなとさん» すみません、ご指摘ありがとうございます。 (2019年5月9日 18時) (レス) id: 154a99d2ca (このIDを非表示/違反報告)
かなと - オリジナルフラグをお外し下さい (2019年5月9日 18時) (レス) id: 483535372f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:空李 | 作成日時:2019年5月9日 17時