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87話。中島side ページ38

事件の真相が判る能力。本当にそんな力が存在するのか?





太宰さんに言われた通りに乱歩さんをしっかりと見る。





江「異能力!"超推理"」





そう呟いた乱歩さんの顔からは先程までの笑みはない。





江「なるほど。」





箕「何がなるほどだ。犯人が判ったとでも言うのか?」





江「勿論。」





こんなに早く判るのか!ついさっき異能力を使い始めたのに。





凄い。




国枝さんも驚いたようで、目を見開いている。





60秒もかからずに判ってしまうなんて。





江「犯人は.....君だ。」





そう言って乱歩さんがまっすぐに指を指した方向の先にいたのは、





江「犯人は君だ。杉本巡査。」





杉「は?」





敦「乱歩さん?」





『どういうことですか?』





どうして?杉本さんは警察で山際女史の後輩なのに。どうして彼が彼女を殺すのだろう。





そこに大きな笑い声が響いた。





箕「ハハハハハ。杉本巡査は俺の部下だぞ。」





江「杉本巡査が彼女を殺した。」




それでも意見を変えない乱歩さんに再び苛ついたらしく箕浦さんが切れる。






箕「馬鹿云え!大体こんなに近くに都合よく犯人がいるなど、」





江「犯人だからこそ、捜査現場にいたがる。それに云わなかったっけ?"どこに証拠があるかも判る"って。拳銃貸して?」





乱歩さんは杉本さんに向かって軽く、本当に軽く消しゴム貸してというような雰囲気でそう言った。





杉「馬鹿言わないでください一般人に官給の拳銃を渡したら、減俸じゃすみませんよ!」





乱歩さんはいったい、何をしようとしているのだろう。





まさか、本当にあの杉本さんが犯人?だから、殺害に使われたであろう拳銃を調べようとしているのかな。

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空李(プロフ) - かなとさん» すみません、ご指摘ありがとうございます。 (2019年5月9日 18時) (レス) id: 154a99d2ca (このIDを非表示/違反報告)
かなと - オリジナルフラグをお外し下さい (2019年5月9日 18時) (レス) id: 483535372f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:空李 | 作成日時:2019年5月9日 17時

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