チョコレートが六十四個 ページ21
※オリキャラ注
「っ……」
一瞬の殺気を感じ、即座に鞘から刀を抜いた私。おかげでなんとか首ちょんぱされることは避けられた。
「あっ……ぇ、」
隣で腰を抜かしている山崎を尻目にかけてから、目の前にいる男を睨みつける。
男は不敵に笑っていた。
頭を失くした若い男の身体が力無く崩れ落ちる。
男は
成人済みの男と女。力量は言わずもがな知れたことだ。彼は本気を出していないのに押されているのだから。
「っらぁ!!」
ほとんどヤケになりながらも押し返そうとするが、全く動かない。私だって多少は腕に覚えがあるが、銀時のような馬鹿力は無い。
どうしたものかと頭を悩ませていれば、ほんの一瞬、相手の力が弱まった。
チャンス……!
相手の刀を斜めに流し、彼の首に刀の先を当てる。───つもりだった。
「ククッ…ハハハハ!! ……お前ならやっぱりこうくるよなァ。どう攻め込もうかを常に考えて考えて……。でも残念、お前の刃じゃ俺には届かねェよ」
人を心底バカにしたような口調にイラつきを覚えるが、首元にある
……リーチが足りない。
私の刀は彼の首……まであと数センチというところで止まっていた。逆に、彼の刀は私の首元で止まっている。手元が狂えば私も『
「弱くなったなァ、えぇ? 昔は一匹狼って感じだったのによォ」
「……黙ってくんない?」
「それなのに今じゃ上に尻尾振って、俺らを裁いて……。 正義のヒーロー気取りか?」
「黙らないならその口斬り落とすよ」
憎まれ口を叩いたその瞬間、首に鋭い痛みが走ったかと思うと、生暖かいモノを感じた。
……地味に痛い。というか、コイツなら手元が狂ったとか言って本当にやりかねない。
この状況を打破する方法を考えるが、予想外のことすぎて頭がショートしそうだ。
「おいおい、サクッとやっただけでもう黙りかよ。さっきまでキャンキャン吠えてやがったクセによォ」
意味がわからない。
そんな視線を向ける山崎の方をチラリと見てから、彼の方に視線を戻す。
「黙れって言ったはずだけど?」
そして、空いている左手で彼の刀を掴み────
「
かつて
── ── ── ── ── ──
○入江八二
元ネタ︰
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキー食べ物……かもしれない!
誰かのもんじゃ
321人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「銀魂」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
梍鵺(プロフ) - 梨音さん» 今回もダークマターでした。呪われているのでしょうかね…。しかし、ダークマターって作れるものなのでしょうか?(笑)寿司を作る時も妙さん、ダークマターになっていたのでね…ある意味才能(笑) (2019年10月16日 22時) (レス) id: 8589870327 (このIDを非表示/違反報告)
梨音(プロフ) - 梍鵺さん» なんですって!?可笑しいですね…一応十種類以上ある筈なのですが…。ま、まぁ、お妙さんの手料理を振る舞われている訳ですから、きっとお気に入りなんでしょう!! 今回はどうでしょう?もしまたダークマターでしたら、実際に作ってみては?← (2019年10月16日 22時) (レス) id: 2014aa6b49 (このIDを非表示/違反報告)
梍鵺(プロフ) - 梨音さん» 今日のラッキー食べ物もダークマター!?!?ほっ他のもあっありますよね?妙さんに嫌われているのでしょうかね?近藤さんよりはマシだと思うのですがね…。G(生命力がゴキブリ)と同類…考えたくもねーや← 人生リセットボタンならぬ人生リセット食べ物ですね() (2019年10月15日 21時) (レス) id: 8589870327 (このIDを非表示/違反報告)
梨音(プロフ) - 梍鵺さん» なんと…! ……最近、嫌な思い出はありませんか?そんなときは、ダークマター! 嫌な記憶がさっぱり抜け落ちます!もれなく良い思い出も消え去りますが…。人生のリスタートには、ダークマターが必需品です!! …何を言っているんでしょう。 (2019年10月15日 20時) (レス) id: 2014aa6b49 (このIDを非表示/違反報告)
梍鵺(プロフ) - 続きも気になりましたが…ラッキー食べ物がダークマター…だと!? (2019年10月13日 16時) (レス) id: 8589870327 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:梨音 | 作成日時:2019年7月21日 21時