女子talk 2 今泉side ページ15
今泉side
それから私達は、各布団に座ってお喋りをしていた。
最初は他愛もない話だったが、次第に恋バナへと変わっていった。
今泉「へぇ、好きな人とかいるんだー。」
茨木「も、もう、恥ずかしいじゃないですか…これ以上は言えませんよ!!」
真央は、顔を赤らめつつ言い返してきた。
皆の(主に舞の)薦めで、真央から話すこととなった。
初めは嫌がっていたが、次第に、意を括ったように話だし、今に至る。
三ツ矢「もー、いいじゃない!教えてよー。」
舞は、真央にのし掛かりながら言って、真央は更に顔を赤らめ、やめてくださいと言い返している。
今泉「こらこら、真央が恥ずかしがっているでしょ。人の恋は邪魔しちゃいけないわよ。」
三ツ矢「はーい…そういえば、紗希はあるの?」
今泉「ん、何が?」
私は、とぼけた顔で尋ねると、舞がハァとため息をついて言った。
三ツ矢「今の流れ的に恋バナよ、恋バナ。」
今泉「あぁ、恋バナね。」
私は納得した。
白石「あっ、私もそれすっごく気になります。」
茨木「私も、私もー。教えてくださいよー。」
今泉「そうねぇ…」
考えたがそんなものは無かった。
本当のことだ。
昔から、そんな感情が無いのだ。
今泉「無いわねぇ。」
私は、正直に答えた。
茨木「えー、嘘だー。」
今泉「いえ、本当よ。そんな感情を持ったことすらないの。そうねぇ…ジャ〇アント馬場に誓うわ。」
茨木「いや、何でジャ〇アント馬場に誓うんですか。恋バナ関係ないプロレスラーですし、今の女子大生が使う言葉でも無いし。しかも、古い!」
今泉「じゃあ、木村 〇彦?」
茨木「もう古すぎて、誰かも分からない…」←プロレスラーです。
真央は顔をしかめた。
三ツ矢「ははは、そうだ!今から拓真の部屋に行かない?」
そう、これがあの状態になった始まりだった。
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作者名:ぱんろう | 作成日時:2017年2月25日 1時