愛されてる？ご冗談を 【2j3j】

最後のコラボ配信 ページ9

ヴィイside
ヴィイ「……………彼女は来てくれなかったね」

《絶対来るって！

《そうだよ！星龍コンビが揃わないとか有り得ないよ！

コメント欄は僕を励ますコメントで埋め尽くされていた。

ヴィイ「いいや、彼女は来ないよ。なんたって彼女は多忙だからね。けど嬉しかったよ、こんなに沢山のにじさんじメンバーに背中を押して貰ってさ。僕は本当に幸せ者だよ」

《勝手に終わらせないでよ！2人揃って星龍でしょ！？

《絶対来る！絶対！

《Aちゃんはちゃんと来てくれるよ！信じて！

卒業配信を初めて3時間。

最後を飾るのは彼女しかいないと思ってずっと待っていた3時間だった。

他のにじさんじメンバーがお別れの言葉を残して行く中で彼女の出番はどんどん近付いて来ているのに全くもって来てくれない。

僕は見捨てられたのかもしれない。

ヴィイ「僕の可愛い恋人達、今まで本当に」









『大とりを飾りに来たよ！星龍コンビの星担当、星導 Aだよ！皆こんばんは〜！』

《Aちゃんきちゃ〜！！！！

《ちゃんと来たぞヴィイ！

《星龍コンビきちゃ！

ヴィイ「なん、で……」

『言ったでしょ？大とり飾りに来たって！やっぱ最後は相棒じゃないとね！』ﾆｺｯ

効果音が付きそうな程カッコイイ笑顔で僕を見るAに涙がこぼれる。

ヴィイ「グスッ……………A、………………A…」ﾎﾞﾛﾎﾞﾛｯ

今まで我慢していた涙が溢れ出てくる。

『泣かないでよ〜、私まで悲しくなるじゃん。…………それじゃあ、最後の自己紹介行ってみよ〜。皆の心に輝く星を！にじさんじ所属のVTuber兼星龍の一等星担当星導 Aと？』

あぁ、やっぱり君は何時でも僕を照らしてくれるんだね。

ヴィイ「…………君達を僕の背に乗せて、あの一等星に手を伸ばしに行こう。にじさんじ所属VTuber兼白亜の龍、ヴィイ・アルビオン」

『「2人揃って星龍だ！」』

泣かないでなんて言ったくせに君だって泣きそうじゃないか。

『せっかく泣かないように時間かけて来たのに…………泣いちゃうじゃんこんなの………。辞めないでよ、A1人になっちゃうじゃん』ﾎﾟﾛﾎﾟﾛｯ

案の定君も僕につられて泣き出してしまう。

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