愛されてる？ご冗談を 【2j3j】

同期組 ページ5

Aside
9月12日。

世界で最も嫌いな日。

誕生日の次の日で最も忙しい日。

マネージャー「Aちゃん、来たよ〜」

それに立ち会わないといけないから嫌なんだよな。

『うん、今行く』

座っていた椅子から立ち、私がいつも使っている会議室に向かった。

マネージャー「今年もか…………w」

苦笑いもしたくなるよ、私達の身長より遥かに大きいダンボールの山が会議室を埋めつくしていたからだ。

それも今までの比にならない量。

理由は分かっている。

今まで誕生日配信をしてこなかったからだ。

特にこれといった理由は無い。

けどその日はあまり起きていたくなくて普段から誕生日の日は寝て過ごしていた。

マネージャー「隣の会議室にもあるって」

『まぁ全部が全部良いものとは限らないからね………今年は幾つあるのかな』

なんて言いながら机の上に置いてあるダンボールを開ける。

『こっちのダンボールは手紙みたい』

マネージャー「こっちは…………金の暴力だ」

マネージャーが何を言っているのかが分からずそっちを見ると高級品ばかりが敷き詰められていた。

これ一日で終わるのか？

？？「今年もすごい量だね」

？？「ダンボールタワーでけぇ………」

聞き覚えのある声が聞こえ後ろを振り向く。

『フレちゃん！イブ君！』

会議室の入口を開けて2人が入ってくる。

『あれ？今日2人本社来ないって』

私がそう言うと2人は私から目線を逸らした。

イブラヒム「毎年大変って聞いたから………手伝いに来た」

フレン「最初はイブちゃんが言いに来たんだよ？」

イブラヒム「なっ、馬鹿！」

ニヤニヤ笑うフレちゃんとイブ君の後ろでもう2つ人影が動いた。

？？「やっぱりAのファンは凄いなぁ……」

？？「さすが僕の恋人。けど少し妬いちゃうな」

『メリちゃん！ヴィイ！』

ヴィイは昨日あったけどメリちゃんとは久しぶりに会った。

イブラヒム「同期全員集合ってね？」

フレン「呼ぶのに苦労したんだから」

やっぱり同期の皆が大好きだ。

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