愛されてる？ご冗談を 【2j3j】

逃げ出した先に ページ15

Aside
無理無理無理！無理だよあんな空間！

恥ずかし過ぎて思わず逃げ帰ってきてしまった。

猫ちゃんともふもふな鳥ちゃんと。







ん？

鳥ちゃん？

横を見ると丸くてもふもふな見た目の鳥ちゃんがパタパタと飛んでいた。

『……………食べられない？これ？』

猫は肉食動物だから鳥とかも食べるって聞いたけどこれは危ないんじゃないか？

案の定ロウ君の所の猫ちゃんの目が真ん丸な形に変わっている。

『こ、こらこら！食べちゃダメ！食べちゃダメ！』

鳥ちゃんを狙っているのかしっぽがさっきよりもゆらゆらと揺れている。

『食べられちゃうよ〜、危ないから早く逃げて〜！』

？？「ひばりさ〜ん、どこですか〜？」

遠くからかすかに聞き覚えのある声が聞こえてくる。

『あ！ひばちゃん！早く来て〜！鳥ちゃん食べられちゃう〜！』

渡会「えっ！？は！？どゆ状況ですかこれ！」

『ロウ君の所の猫ちゃんに狙われてるの〜！早く〜！』

その後駆け付けたひばちゃんのおかげで鳥ちゃんが食べられる事はなくそのまま鳥ちゃんはひばちゃんの頭の上に乗った。

渡会「良かった………ひばりさんが食べられてなくて」

『ごめんね、猫ちゃん押さえるのに必死だった』

猫ちゃんの方を見るとジト目でこっちを見ていた。

『うぅ……ごめんってぇ』

ぷにぷにの肉球が私の頬をぺちぺちと叩く。

ゴロゴロゴロッ！

『わっ！びっくりした〜…………』

その瞬間、廊下の電気が消えた。

停電→←これはある意味白猫急便

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