迷い猫と一緒 ページ13
Aside
ニャー。
わたくし、星導Aは絶賛迷子中です。
ついでに2匹の猫ちゃんと一緒に。
1匹は真っ白で頭に角が2本、背中には羽が付いている。
もう1匹は真っ黒な黒猫。
どっちもめちゃくちゃ可愛い。
今なんて2匹とも私の腕の中で喉をゴロゴロ鳴らしております。
『可愛い〜♡』
そんな事を考えながら私は目の前の道を見た。
二手に道が別れておりどちらに進むべきか分からずはや10分。
猫ちゃん達を抱えながら行ったり来たりを繰り返していた。
『こんな時に限って携帯の充電ないし……………』
そう唸って居ると腕の中にいた猫ちゃん達が私の腕から飛び出して同じ方向を歩き出した。
『え、ま、待って〜』
私は2匹を追い掛けるように片方の道に入っていく。
その先は人っ子一人居ない狭い路地裏だった。
白い猫ちゃんが先頭を歩き黒い猫ちゃんは私の横をピッタリくっついて歩いている。
時折白い猫ちゃんが後ろを振り返ってくる様はまるで私が着いてきているかを確認している様だった。
狭い路地を登って降ってを繰り返しているうちに来ていた洋服が少し汚れて居たのに気がついた。
“外で遊ぶってこういう事なんだ”、なんて思いながらふと顔を上げて前を見る。
前を見ると白い猫ちゃんの毛並みが少しだけ汚れている。
『せっかくの真っ白な毛なのに…』
私はそう思い白い猫ちゃんを軽く抱っこすると。
??「こんな所に居た!心配したんだからな!」
目の前にはマネージャーがいた。
『………あれ!?マネージャー?なんで、私今まで路地裏に』
マネージャー「路地裏?Aが歩いて来たのは普通の道だっただろ?」
『え?』
そう言われて後ろを振り返るとそこは路地裏も何も無いただの道だった。
『え、あれ?……てか黒い猫ちゃんは?』
当たりを見回すが私の視界に映るのは真っ白な猫ちゃんとマネージャーのふたつだけ。
マネージャー「狐に化かされたんじゃないのか?w」
『失礼な!』
本当になんだったんだろう。
??「お前、どこ行ってたんだよ」
ニャー。
??「あ〜ぁ、せっかく綺麗にしてやった毛並みがボロボロじゃないか。ほらこい、ブラッシングしてやるから」
ニャー、ニャー。
??「誰かにあったのか?にじさんじメンバーかな?………………Aさん“おれ”の事覚えてるかな?」
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快晴(プロフ) - 夢主ちゃんと、にじさんじの方々のコラボのお話、大好きです! (9月13日 0時) (レス) @page8 id: 3fba93f21d (このIDを非表示/違反報告)
あやめん - (追記すると同期メンバーの部分です) (9月12日 16時) (レス) id: 3770ea724d (このIDを非表示/違反報告)
あやめん - 設定のところで違和感を感じたのですが、卒業したライバーさんは登場しない形でお話を書かれるということですか…?それでしたら大丈夫だと思うのですが… (9月12日 16時) (レス) @page1 id: 3770ea724d (このIDを非表示/違反報告)
翡翠 冬花(プロフ) - オリlフラ立ってまーす! (9月12日 10時) (レス) id: b2b1031b4f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:エリス | 作成日時:2023年9月10日 14時