愛されてる？ご冗談を 【2j3j】

汚い大人達 ページ11

Aside
？？「此処にいたのか、A。探したよ」

『…………………水城さん』

水城「硬いなぁ、僕達は“婚約者”だろ？気軽に雄一って呼んでよ？」

そう言って私の手を握る。

水城「聞いたよ？まだVTuber？とか言うのをやっているんだろう？今すぐ辞めていいんだよ？僕が君の倍お金を稼ぐから君は、ね？」

水城さんの目線は私の胸に向かっていた。

『…………………………………すみませんが離して下さい。これから大切な会議がありますので』

水城「君がよく分からない仕事を辞めると言うまでこの手を握っているよ」

吐き気がする。

これからイブ君達と会議なのに。

『きた』

？？「姉さん！もう、何処行ってたんですか！心配したじゃないですかぁ！この前言ってたクレープ屋さん行きませんか？ロウ達が行ったらしいんですけどめちゃくちゃ美味しかったって………あ、すみません。お話中で」

『ううん、ショウ君迎えに来てくれてありがとう。…………手、離して貰えます？迷惑ですよ、それに私は貴方を“婚約者”だなんて思っていませんので』

握られていた手を払ってお兄様とその場を後にする。







『ごめんなさい、巻き込んじゃって』

星導「大丈夫ですよ！…………………その、さっきの人って」

やっぱり気になるよね。

『“婚約者”です。と言っても私はあの人と結婚したくないので拒否しますけど。それにあの人私の胸しか見てなかったんです！気持ち悪いったらありゃしない』

そう言いながら定員さんから出来たクレープを2つ貰った。

『あれ、お兄様？どうしたの？もしかして頼むの私間違っちゃった！？』

今の問で“あっていた”筈だ。














「貴女は、貴女だけは忘れないで。人間は、“あの世界”の生き物は皆」

汚く、醜い生き物なのだから。

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