花は揺らがない【ジョジョ】 (ページ4)

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3話ページ4

久しぶりに浴びる日光の光に少し目眩がしながらも一歩踏み出した

柔らかい草に足を踏み入れる

貴女｢No space｣

私の背後から大きな手が伸びると手の中からシャボン玉を出した

すぐにパチンっと割れると周りの音が消えた

貴女｢よし…行こう｣

私のスタンドの力は主には自然

だけど､自然以外にも色々なことが出来る

今使ったのは､半径60mの音を無音にする能力

私はドレスを膝上まで引きちぎると私は無我夢中で走りだした

靴なんか脱ぎ捨てて裸足のまま地面を蹴っている

足がどれだけ傷つこうが私は気にしなかった

溢れる喜びの涙は止まることを知らずに流れてくる

どれだけ走ったのか､体はもう限界が来ていたのに気が付かなかった

私は力なく地面に倒れると酸素を体いっぱいに取り入れる

登りかけていた太陽も今は私の真上に来ている

スタンドを出す力も残っておらず私はただ空を仰いだ

太陽の日差しを感じながら目を閉じる

｢…死んでるの…か？｣

しばらくすると私に影が落ちる

誰…？

青年のようなまだ若い声が耳に入った

｢息はしてるぜ？どうするよ｣

今度はそれよりも低い声が聞こえる

体を動かそうにも疲れていてびくともしない

｢…待って｡肩にあるこの痣…｣

｢あぁ､お前と一緒だな｣

｢連れて帰ろう｡｣

｢はぁ～？！｣

｢君はまだ生きている人を見過ごせるのか？｣

｢…わかったよわかった｣

私の体が誰かによって持ち上げられた

私の体は力を入れていないので､なんの抵抗もなしに運ばれる

｢うおっ！？こいつスゲェ軽いぞ…ちゃんと食ってんのかよ｣

私は男性に身を任せそのまま意識を手放した