溶けていく【ゴールデンカムイ】 (ページ2)

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社会人になりこの会社で働き始めてまだ日も浅い

覚えることが多くよくミスをしてしまう

でも私の先輩である杉元さんは優しく指導してくれてそれで助けられている

貴女｢杉元さん､先程はありがとうございましたっ｣

杉元｢あぁ気にしなくていいよ､まだ慣れてないんだから仕方ないよ！なんかあったらいつでも相談してね｣

貴女｢ありがとうございますっ｣

杉元さんの優しさについつい甘えてしまう

でも少しでも早くに仕事覚えなきゃ

いつまでも杉元さんに甘えてられないよね

私は自分のディスクに戻るとパソコンを開く

一通のメールが届いていた

…誰からだろう？差出人不明…

恐る恐るメールを開いた

へこんでるAちゃんも可愛いね
もっともっと色んなAちゃんの顔がみたいな
毎日Aちゃんの事大好きになっていく
本当に愛してるよ｡

…まただ

ここに就職してから頻繁にこういうメールが届くようになった

毎回気持ち悪くて消すんだけど誰がこんな事…

杉元｢Aちゃんお昼行かない？｣

貴女｢あ、はいっ！｣

杉元さんと屋上へ行くと外は晴天でとても気持ちのいい天気だった

私たちはベンチへ座るとお昼を食べ始める

貴女｢わぁっ！杉元さんお弁当美味しそうですねっ｣

杉元｢え？そう？｣

貴女｢はいっ彼女さんですか？｣

杉元｢ううん､自分で作ってるんだ｣

貴女｢凄いな～私も見習わなくちゃ｣

杉元｢じゃあ今度作ってきてあげよっか？｣

貴女｢えぇ！悪いですよっ｣

杉元｢1つ作るのと2つ作るのそんなに変わらないし､大丈夫だよ｣

貴女｢じゃ､じゃあお言葉に甘えてっ｣