運命共同体【ハリポタ】 (ページ6)

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5話ページ6

朝の日差しに目を覚ます

…懐かしい夢を見た

私は支度をすると大広間で食事をとる

今日はお休みだし､私はこの前借りてきた本を持つといつもの様に森へ向かう

…あの人いるのかな

ゆっくりとドアノブを回す

相変わらずたくさんの本が並べられている

私は本を元に戻すと新しい本を探す

ルーピン｢Aっ！！｣

急に扉が開くと息を切らしたルーピンが立っていた

私は驚き本を落としてしまった

ルーピン｢やっぱり､今日は来ると思ったんだ！｣

貴女｢驚いた…そんな走ってこなくても｣

私はポケットからハンカチを取るとルーピンに差し出す

ルーピンはにっこり笑うとハンカチを受け取る

ルーピン｢早く君に会いたかったんだっ｣

貴女｢私に？｣

ルーピンは頷くと私の向かいに腰掛ける

貴女｢私に会いたいなんて貴方変わってるわね｣

ルーピン｢そうかな？でも変わり者でもいいんだ､君に会いたいのは本当なんだから｣

太陽のように微笑むルーピン

私は思わず微笑んだ

ルーピン｢…笑った……笑った！！｣

私自身も笑ったことに驚いた

いったい何十年ぶりかと思うほど笑わなかったから

ルーピン｢Aは笑った顔の方が可愛いよ｣

貴女｢可愛い…？｣

可愛いなんて言われたことなかった

私はルーピンの顔を見つめた

貴女｢ルーピンも笑って？｣

ルーピン｢え？｣

貴女｢貴方の笑った顔が見たい｣

ルーピン｢ははっ！なにそれ！｣

花が咲いたように笑うルーピン

綺麗だと思った

貴女｢私､貴方が前に言っていた運命ってなんなのかわかったかもしれないわ｣

ルーピン｢え？｣

貴女｢私も貴方が運命の人なら嬉しいわ｣

そう言えばルーピンは私を抱きしめた

苦しいほどに強く抱きしめられる

ルーピン｢本当に君は可愛いな！｣

貴女｢ふふっ｣

それからも頻繁に私はルーピンへ会いに行っていた