殺人鬼が恋したのは女子高生

5話 ページ6

木浦｢待て待て！お前正気か？どう見ても高校生くらいだろ！｣

黒江｢うるせーな､Aちゃんが起きんだろ｣

木浦｢ん？A…ってもしかして､相川Aか！？｣

黒江｢そーだよ｣


木浦は、あちゃー！と言いながら頭を抱える


木浦｢今すぐに帰してこい！｣

黒江｢断る｣

木浦｢えぇ！？馬鹿なの？ねぇ馬鹿なの？この子モデルの子でテレビとかにも出てるわけ､そんな子拐ったら警察がうるせぇぞ！｣

黒江｢うるせぇのはお前だよ､わーてるって｣

木浦｢わかってないだろ！｣


煙草をくわえると少し窓を開ける

外から入ってくる風がAちゃんの髪を揺らす


木浦｢あー…どーすんだよ､｣

黒江｢だから結婚するって｣

木浦｢またお得意の脳内お花畑か｣

黒江｢俺は本気だ｣

木浦｢確かによー､こんなに可愛いしわかるぜ？だけど駄目だろ！｣


ぷにぷにとAちゃんの頬を突っつく木浦


黒江｢来たねぇ手で触ってんじゃねぇよ｣

木浦｢ひぃ！何も銃むけんなよ！｣


両手をあげ降参をする木浦

俺はため息をつくと家の駐車場に車を停める


黒江｢さて､俺もなんか疲れたしAちゃんと寝るか｣

木浦｢OUTー！｣

黒江｢うるせーな､お前だって昔カンボジアの58のババァと付き合ったろ｣

木浦｢やめろ！あれはちげぇ！｣


俺はAちゃんを抱き上げると車を降りた

今も尚車の中で苦しんでる木浦を置いて

6話→←4話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す