4話 ページ5
鬼灯様としばらく話していると鬼灯様が懐から時計を取り出した
鬼灯｢私はこれで失礼しますね､これから仕事がありますもので｣
貴方｢そうですか､あ！今度お店にいらしてくださいね！｣
鬼灯｢えぇそうさせて頂きます｣
私は摘んだ薬草を持つと店に戻った
相変わらず忙しそうな店内
さぁ私も仕事しなきゃ
白澤｢どこに行ってたの？｣
貴方｢ひゃっ！は､白澤様､いつからそこに？｣
白澤｢いつからだろうね？｣
貴方｢そうでしたか､私は薬草を取りに行っていました｡もう薬草が無かったので｣
白澤｢そっかぁありがとうね〜｣
白澤様は私に詰め寄る
私も後ずさると壁まで追いやられてしまった
白澤｢これって､どうしたの？｣
私の髪についた髪飾りを揺らす
貴方｢これは､先ほど鬼灯様に貰いました｣
白澤｢…鬼灯…？｣
貴方｢はい､薬草を摘んでいる時に名前のわからない薬草の名前などを教えて下さりました｡その時にこの髪飾りを下さりましたっ｣
白澤｢へぇ､｣
いつもの白澤様とは違う雰囲気を持っていた
冷たい表情で髪飾りを見つめる白澤様
貴方｢白澤様…あの､どうかなさいましたか？｣
白澤｢うん｡凄くイライラしてる｣
貴方｢えっ…もしかして私が原因でしょうか…申し訳ございませんっ､私何が原因か分かっていなくて言ってくだされば直しますっ…！｣
白澤様は私の肩に頭を乗せる
首筋に白澤様の吐息がかかりくすぐったい
チクリと小さな痛みが走った
白澤｢僕さぁ､結構独占欲とか強いんだよね｡だからAちゃんが他の男と仲良くしてるとイライラしちゃう｣
貴方｢すみません…｣
白澤｢いつものしてくれたら許してあげる｣
白澤様は目を閉じて立つ
私は白澤様の服を掴み背伸びをする
どれだけ背伸びをしても､私の身体が低いため届かない
白澤｢時間切れ｣
ふわっと抱きしめられると白澤様が私にキスを落とした
いつもは額なのに今日は唇…
私は驚きの余り呆然としていた
白澤｢さぁ仕事に戻ろうか？｣
いつもの白澤様だった
私は熱を持った顔を手で冷やすことしか出来なかった
続く (更新停止中)
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幻想見る主人 - 更新楽しみです！頑張ってくださいな！ (2018年1月18日 22時) (
レス) id: 2c36b5953f (このIDを非表示/違反報告)
ナギ(プロフ) - 白澤様かっこいいですよね！更新楽しみにしてます！ (2017年11月24日 17時) (レス) id: 8c9529d2c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ムーマン | 作成日時：2017年11月20日 1時
